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平和

中国・四川大地震被災者支援カンパ使途報告~日本赤十字社~

2010年02月01日

日本赤十字社
中国大地震被災者支援事業

■甚大な被害と赤十字の緊急救援

 2008年5月12日、中国四川省を震源とした大地震は、死者・行方不明者87,000人以上、被災者総数は4,500万人以上という甚大な被害をもたらしました。
 緊急救援期には、中国の赤十字社が直ちに医療チームを各地の激震地に派遣した他、18万人ものボランティアと共に国内外から寄せられる膨大な救援物資を連日被災者に届けました。
 また、国際赤十字は、地震で家を失った450万世帯や余震におびえる被災者のため、10万世帯分のテントを被災地に緊急輸送しました。このうち、日本赤十字社は約9000世帯用のテントを届けた他、食糧や衛生用品、また仮設住居に暮らす被災者には布団や防寒服、洗濯機を届けました。

激震地に広がる日赤のテント
激震地に広がる日赤のテント(四川省広元市青川県)

■進む復興と、取り残された人々への支援

 地震から1年半以上たった今、被災地では暮らしの再建が進んでいます。日本赤十字社は2008年10月より四川省成都市に駐在員をおき、住宅、学校、病院の再建支援を進めています。

 家を失った被災者は、政府からの補助金と貯金、そして大きなローンを抱えながら住宅の再建をしました。これら被災者の住宅再建支援事業として、国際赤十字は再建経費の一部を現金支給しました。日本赤十字社は日本の皆様からお寄せ頂いた救援金のうち、18億6700万円をこの事業にあて、四川省の激震地の1つ、綿竹市の被災者約1万6500世帯に支援を届けました。
  「私達農民には現金収入は少なく、今後の返済が心配でしたが、赤十字支援金のおかげで将来の返済にある程度めどが立った。日本の皆さん、本当にありがとう」とは被災者の王天福氏。

 また、被災した3つの省(四川省、甘粛省、陝西省)で、日本赤十字社は学校26校、病院39ヶ所とクリニック54ヶ所の再建を進めています。未だに多くの子ども達や患者さんが大変厳しい仮設の環境で過ごす中、陝西省では多くの施設が既に完成、その他地域も2010年春以降順次完成する予定です。子ども達や患者さんが一日も早く、安全で健康な環境を取り戻すことを願ってやみません。

日赤の支援で完成した学校第1号の子ども達
日赤の支援で完成した学校第1号の子ども達。
仮設時は農家の倉庫で勉強していた(陝西省漢中市城固県)

 一方で、激震地への外部支援の集中や、被災地区の震災前からの貧困などにより、未だに再建の目処がたたないまま、損壊した危険な教室や宿舎を使用する学校や、2人で1台のベッドを共有する病院など、非常に劣悪な環境で過ごす地区も散見されます。日本赤十字社は被災程度や支援地区の特性にも配慮し、このように取り残された地区の学校や病院への追加の再建支援を決定しており、これらも順次着工しています。
 皆様の温かいご支援、誠にありがとうございました。これからも地道な復興を支援して参ります。

 

■復興支援の様子

越冬支援(82400名)・・2009年1月実施

布団と防寒服を手渡す日赤の現地駐在職員
激震地の被災者に越冬支援として布団と防寒服を手渡す
日赤の現地駐在職員(四川省綿陽市北川県)

学校再建事業 (26校)・・継続中

日赤の支援で完成した学校第1号
日赤の支援で完成した学校第1号(陝西省漢中市城固県)

住宅再建支援(1万6577世帯)・・2009年12月実施

住宅再建支援金を受け取った被災者
住宅再建支援金を受け取った被災者(四川省徳陽市綿竹市)

完成した個人住宅の一例
完成した個人住宅の一例(四川省徳陽市綿竹市)

病院再建支援 (病院39ヶ所とクリニック54ヶ所)・・継続中

仮設の病院の環境はどこも厳しい
仮設の病院の環境はどこも厳しい。
ここは入院患者が2人で1つのベッドを共有(甘粛省隴南市徽県)

日赤の支援で再建中の大規模病院
日赤の支援で再建中の大規模病院。
2010年4月に完成予定(四川省綿陽市游仙区)

 

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