活動レポート

2022年度「書き損じハガキ等回収キャンペーン」の報告

2022年度書き損じハガキ等回収キャンペーンへのご協力ありがとうございました。協力先の3つのNGO団体の活動報告をご覧ください。

2022年度書き損じハガキ等回収キャンペーンの回収結果一覧

団体名(リンクで各団体の詳細報告へ)

寄付件数

換金額

ハンガー・フリー・ワールド

2,725件

544万7,242円

シャプラニール=市民による海外協力の会

2,934件 563万6,888円

日本国際ボランティアセンター(JVC)

2,229件 502万2,074円

合 計

7,888件 1,610万6,204円

 

ハンガー・フリー・ワールド

ハンガー・フリー・ワールド(HFW)は、バングラデシュ、ベナン、ブルキナファソ、ウガンダで飢餓に苦しむ人々を支援する国際協力NGOです。援助だけではなく、現地の人びとが自立できるように力を育てる「終わりのある支援」を続けています。

 

[活動のようす(団体提供資料より一部抜粋)]

ブルキナファソの支援地では、パルシステム東京のような出資・運営・利用を自分たちで行う協同組合活動の支援を16年行っており、2022年に支援を終了しました。現地の人々で運営する協同組合が、支援をすることなく活動ができるまでに成長したからです。今後は、近隣の地域で新たに協同組合を運営する支援をしていきます。

日本では、10月16日の「世界食糧デー」に合わせ、「世界食糧デー月間」を開催。イベント企画情報や、ワークショップ教材の提供などを行い、フードロスや食料自給率の向上、飢餓の問題などを解決するための行動を呼び掛けています。

シャプラニール=市民による海外協力の会

シャプラニール=市民による海外協力の会は、ネパールやバングラデシュで、児童労働の削減、災害に強い地域づくりなどの活動を進めています。寄付物品は換金された後、バングラデシュで家事使用人として働く少女のための支援センターの運営などに役立てられています。

 

[活動のようす(団体提供資料より一部抜粋)]

バングラデシュの家事使用人とは貧しい家庭の少女たちで、雇用主の家で生活をし、学校に行かず、家事や育児の手伝いをしています。支援センターでは読み書きなどを学び、自立するためのスキルとして役立っています。また、SNSやラジオ、テレビで、児童労働や子どもの権利についての啓発活動もしています。

ネパールでは、子どもからのSOSを電話、手紙、SNS等で受け付けるチャイルド・ヘルプ・ライン事業をしています。2021年度は4万件を超える入電がありました。緊急性が高い場合は省察や法的機関とも連携を取ったり、子どもの救出やシェルターでの保護もしています。コロナの影響で、経済支援を求める相談や心理的な課題を抱えているという相談件数は大幅に増加しているといいます。

日本国際ボランティアセンター(JVC)

日本国際ボランティアセンター(JVC)は、農業研修や教育支援、提言活動などをアジア/アフリカ/中東の各国で行っています。

回収キャンペーンで得た資金は南アフリカでの活動に使用されています。大人の5人に一人がHIVに感染している南アフリカ。エイズで親を亡くすなど困難な家庭環境下にある子どもたちの支援を行っており、現地1村で地元のお母さんたちが運営する「子どもケアセンター」と協働しています。

 

[活動のようす(団体提供資料より一部抜粋)]

JVCが支援を続けている子どもケアセンターでは、ケアセンターのボランティアスタッフの研修や、センターに来る子ども達が自立して、自分たちの将来を切り開いていけるようなリーダーシップ研修、菜園づくりを行っています。

当初は「子どもケアセンターに行くのが恥ずかしい」と思われて、子どもたちが来なくなってしまったり、センターに来る10代の女の子が妊娠してしまったりすることもありました。そのような経験を踏まえ、青年期以降の子どもたちへのアプロ―チをした結果、「喧嘩ばかりしていた子が、年下の子供の面倒をよく見るようになった」「学校に行くようになり、大学へ進学した」といった変化が見られています。

2023年度の回収キャンペーン専用封筒を【2023年1月23日(月)~1月27日(金)】に配付!

パルシステム東京では2023年度も引き続き、協力いただいている3団体への回収専用封筒を配送センターごとに振り分けてカタログといっしょにお届けいたします(※タベソダ・指定便を除く)。書き損じハガキや未使用・使用済み切手などのほか、各団体で募る寄付物品を封筒に入れて受付期間の【2023年2月~5月末まで】にポストへ直接投函するだけで、国際協力に貢献することができます。ぜひ、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

*上記配付期間中お休みされていた方、配付後に封筒を紛失された方、あるいは別団体の封筒もご希望の方は、パルシステム東京問合せフォームを通じてお気軽にご連絡ください。