活動レポート

ピースアクションinオキナワ 第41回沖縄戦跡・基地めぐり

パルシステム東京では、毎年、沖縄の戦跡や基地をめぐる平和スタディツアー「沖縄戦跡・基地めぐり」(日本生活協同組合連合会、沖縄県生活協同組合連合会共催)に参加しています。

2024年3月27日~3月29日の3日間、12名(組合員とその家族・友人9名、職員3名)が参加しました。

今年のテーマは、「沖縄から学ぶ過去・現在・未来」。

1日目:全体会

1.学習講演「沖縄戦・在沖米軍基地から平和について考える」

琉球大学の山口剛史さんから沖縄戦が如何に始まったか、当時どのような状況だったか等についてお話がありました。

2.戦争体験を聞く「那覇市繁多川の住民が見た沖縄戦」

波平元維さん、南信乃介さん(繁多川公民館館長)による戦争体験者の証言を基にしたお話がありました。

3.報告「大学生からの報告」

大学生の吉村珠李さんのお話を聞きました。

4.参加者交流会

詳しくは、こちらから↓

https://peace.jccu.coop/okinawa/

2日目:戦跡・基地めぐり

2日~3日目は、コース別フィールドワークとして、バス6台に分乗し、沖縄平和ネットワークのガイドの案内で、沖縄中部の戦跡や沖縄県北部を取り巻く基地問題の現状を視察しました。
パルシステム東京は、しっかり学ぼうコースとゆっくり学ぼうコースに参加しました。

しっかり学ぼうコース

28日:辺野古周辺→チビチリガマ→道の駅かでな→渡具知(とぐち)の浜→嘉数高台(かかずたかだい)

29日:平和祈念公園(慰霊塔など→平和の礎(いしじ)→平和祈念資料館)→糸数(いとかず)アブラチリガマ

ゆっくり学ぼうコース

28日:南風原(はえばる)文化センター→嘉数高台→辺野古周辺

29日:魂魄(コンパク)の塔、米須(こめす)海岸→ひめゆりの塔、ひめゆり平和祈念資料館

 

3日目:平和の礎

チビチリガマ

チビチリガマ

天気が心配されましたが、3日通して雨に降られることなく終えることができました。

現地ガイドの方からは、沖縄の市民がどのように地上戦に巻き込まれたのか、どのように基地の為に土地が奪われてしまったか、また、一口に沖縄戦といっても北部、中部、南部で市民が受けた被害は異なっているということが伝えられました。米軍だけではなく、日本軍から受けた仕打ちや、基地問題の政府の対応という面にも焦点が当てられました。

パルシステム東京では、沖縄戦の実相と現在の沖縄が抱える基地問題を学び平和について考える機会として、これからも、沖縄の戦跡・基地をめぐる活動に取り組んで行きます。

糸数アブラチリガマ

糸数アブラチリガマ

糸数アブラチリガマ

辺野古周辺

南風原文化センター

南風原文化センター

南風原文化センター

ひめゆりの塔