活動レポート

食の安全学習会 映画「百姓の百の声」上映会

2024.4.29

【食の安全学習会】映画「百姓の百の声」上映会 ~「食」の原点「農」とは?~

3月9日(土)、映画「百姓の百の声」上映会と同映画プロデューサーの大兼久由美様をお迎えしたアフタートークをハイブリッド形式(オンライン参加と会場参加)で開催しました。(参加者:オンライン42組 会場:15組)

映画「百姓の百の声」とは?

百姓たちの知恵・工夫・人生を、美しい映像と丁寧なインタビューで紡ぎだすドキュメンタリー映画「百姓の百の声」。監督の柴田昌平さんは監督自ら産地に向かい、生産者への取材・撮影を行いました。プロデューサーの大兼久由美さんも現地の取材もしながら製作プロデュースをされました。

田んぼで生産者が何と格闘しているのか、ビニールハウスの中で何を考えているのか。多くの人が漠然と「風景」としか見ていない営みの、そのコアな姿が、鮮やかに浮かび上がる映画となっています。

 

監督:柴田昌平/上映時間:130分/配給:プロダクション・エイシア

予告編①

動画(1分50秒)

「百姓の百の声」上映&アフタートーク

 

映画が始まると、皆さん真剣な様子で、時折うなずきながら鑑賞している様子が伺えました。また、上映中はパルシステムの産直バナナ、いちご、エコ・ミニトマトを試食いただきながら鑑賞しました。

 

アフタートークでは、大兼久由美さんをお招きし、インタビュー形式で映画制作の背景や今後の農業への想いを伺いました。

映画制作に至った背景とは?

(左)同映画プロデューサー・大兼久由美さん、(右)パルシステム東京・村島理事

映画制作に至った背景とは?

柴田監督が大学時代、地方の村に長期滞在した際に農業や林業、村の共同作業など、地域で協力し合いながら集落を運営している姿やその奥深さに感銘を受け、農村の生活の土台となっている農業をいつかじっくりと撮影したいと思い、始めたそうです。

また、「テレビや新聞では、耕作放棄地や農業従事者の高齢化など暗いイメージの報道が多いですが、現地で農家の方々と話すと、みんな百姓であることにプライドや誇りを持ち、楽しいと感じていることが伝わってきます。天候不順などによる被害もありますが、来年以降のことも見据え、前向きに考えている姿が印象的でした。農家とは何かを伝えつつ、このことを多くの方に知ってもらいたいという想いから映画撮影に至りました。」と大兼久さんは話します。

百姓という言葉を映画のタイトルにいれたのはなぜ?

質疑応答の様子

百姓という言葉を映画のタイトルにいれたのはなぜ?

農業に勤しむ農家を指す言葉として浸透していた「百姓」という言葉。しかし、「今では、『百姓』はメディアでは放送禁止用語なんですよ」というと会場では驚きの声が挙がりました。以前、ラジオ取材で映画紹介をする際、「百姓」という言葉を変えてくれないかと言われ、腹立たしい気持ちになったと言います。

「百姓は百の技術を持ち、農業以外にも自分で何でもこなすことができる。そのことを伝える意味で、敢えてこの映画名にしました。」と力強く話す大兼久さんの言葉が印象的でした。

組合員の皆さんに伝えたいこと

 

映画のエンディングでは「百姓国は近いようで遠い」というナレーションが流れます。この言葉について、大兼久さんは次のように語りました。

「私はこの映画の取材前までは、農家の方が田んぼや畑で何を考えながら農業を行っているのかを知らず、風景としか見えていませんでした。現地での取材を通して、農家の方々の想いや声を初めて知ることができました。パルシステムでは、産地に行くことができる企画があると思いますので、情報で学ぶだけでなく、一歩踏み出して産地に行き、田植え、草取り、収穫などの作業を体験してほしいです。特に農家の方々のご苦労が一番よくわかる草取りを行って、肌で感じてもらえたら嬉しいです。」と強く語りました

撮影秘話や今後の農業への想いも伺ったアフタートークは、時折驚きの声や笑い声も聞こえ終始明るい雰囲気で行われました。

ご参加いただきありがとうございました

参加者からは「農業をとりまく色々な問題がある中で、農家さん達の生の声を聞くことが出来て良かったです」「今回の学びをきっかけに産地交流企画にも参加してみようと思いました」「想像をはるかに越える素晴らしい映画で、上映後のトークも感動しました!」などの感想が寄せられました。

パルシステム東京では、今後も産地交流や公開確認会などを通じて、直接生産者の取り組みや想いを感じることができる取り組みをすすめていきます。