活動レポート

第35回沖縄戦跡・基地めぐり

パルシステム東京では、毎年、沖縄の戦跡や基地をめぐる平和スタディツアー「沖縄戦跡・基地めぐり」(日本生活協同組合連合会、沖縄生活協同組合連合会共催)に参加しています。

2018年3月29日~3月31日の3日間、14名(組合員大人11名、職員3名)が参加しました。

 

1日目:全体会

1.開会挨拶

  日本生協連・和田専務理事から開会の挨拶がありました。和田専務理事から、「戦跡・基地を巡り、皆で平和を考えたい」「米軍基地は沖縄だけの問題ではなく、日本全体の問題」「少しでも改善する方法を参加者1人1人が考えてほしい」といったお話がありました。

2.学習「沖縄の歴史・沖縄戦・沖縄の基地」

  講師の横田眞利子氏(元コープおきなわ副理事長)から沖縄戦が如何に始まったか、当時どのような状況だったか等についてお話がありました。

3.平和の歌

  会沢芽美氏による戦争体験者の証言を基にした劇、小学生からの手紙を基に作成した歌「教えて先生」の披露がありました。

4.DVD「海よ、いのちよ」上映(対馬丸事件の内容)

5.講演「沖縄戦の体験を聞く~対馬丸事件~」

  対馬丸事件の生存者である平良啓子氏の体験談を聞きました。平良氏から、「戦争の被害者だが、加害者でもあったと自分を責めた(目の前で死に行く人に対して何も出来なかった)。人殺しにならないため、二度と戦争を起こさないため、恒久平和を続けるため、語り続けていく」といったお話がありました。

全体会終了後は参加者全員で夕食懇親会を行い、沖縄料理と琉球舞踊、エイサーを楽しみました。

2日目:戦跡・基地めぐり

  2日~3日目は、コース別フィールドワークとして、バス6台に分乗し、沖縄平和ネットワークのガイドの案内で、沖縄中部の戦跡や沖縄県北部を取り巻く基地問題の現状を視察しました。
パルシステム東京は、基本コースと辺野古・高江コースに参加しました。

基本コース

29日:嘉数高台→辺野古→瀬嵩の浜→安保の見える丘

30日:平和の礎・県立平和祈念資料館→糸数壕(アブチラガマ)

辺野古・高江コース

29日:嘉数高台→辺野古→瀬嵩の浜→東村高江

30日:糸数壕(アブチラガマ)→平和の礎・県立平和祈念資料館

 

【基本コース】

ツアーガイドの瀬戸隆博氏(恩納村史編さん係、嘱託員)にご説明いただきながら、嘉数高台(展望台から普天間基地を見学)、辺野古基地建設予定地・座り込みテント、瀬嵩の浜、安保の見える丘(嘉手納基地)を見学しました。特に、辺野古座り込みテントでは、活動されている山本氏のお話を参加者全員真剣に聞き入っていました。山本氏からは、辺野古基地建設の状況説明とともに、「自分の住んでいる地域に米軍基地が出来たら誰だって嫌なはず。沖縄だけでなく自分たちの問題として考えてほしい」といったお話がありました。
  また、バス車内で参加者から、「米軍戦闘機とオスプレイはどちらの方が騒音が大きいのか」といった質問があり、瀬戸氏から「オスプレイの回転音は低周波を出すので、騒音に加え健康被害等の問題も発生している」と丁寧な回答をいただきました。

【辺野古・高江コース】

 ツアーガイドの山内さんにご説明いただきながら、嘉数高台、辺野古、瀬嵩の浜、東村高江と一番距離のある高江まで視察をしました。

ガイドの山内栄氏(琉球大学非常勤講師)は、沖縄の歴史、沖縄戦、福島の原発まで幅広い知識を持ち、参加者へ熱く語ってくれました。

辺野古の海を守る会の田中さんが、淡々と語られている姿は、長年の反対運動の強い意思を感じました

辺野古の海を守る会の田中さんが、淡々と語られている姿は、長年の反対運動の強い意思を感じました

辺野古の海を守る会の田中さんが、淡々と語られている姿は、長年の反対運動の強い意思を感じました

6人のお子さんを育てている東村高江の安次嶺雪音さん、米軍の飛行機や騒音から子どもを守るために引っ越されても反対運動を継続しているそうです

戦跡めぐり

 前日に引き続き、基本コース、辺野古・高江コースは、ガイドの案内で、平和の礎、県立平和祈念資料館、糸数壕(アブチラガマ)を見学しました。

参加者からは、『沖縄は観光では来ていたけれど、沖縄戦や歴史の背景などは、現地に来て、見て、聞かなければわからないこともありとても充実した3日間だった。東京に帰ってこの事を伝えたい。生協のツアーでなければいくことができない所に連れて行ってもらい感謝です。』などの感想が寄せられました。 パルシステム東京は、これからも2014年に策定した平和政策にもとづき、今後も平和を学ぶ場を継続していきます。