活動レポート
PLA・食育リーダー合同企画「オーガニックカフェへようこそ♪~有機農産物を知ろう&食べよう~」
2026.1.5
左から、食育リーダー樋口さん、有機農法ギルド若栗さん、PLA岡村さん
2025年12月11日(木)、有機野菜生産者の若栗さん、PLA(パルシステム・ライフアシスタント)の岡村さん、食育リーダーの樋口さんによる企画「オーガニックカフェへようこそ♪」を開催しました。(参加者15人)
生産者と組合員講師(PLA・食育リーダー)のコラボ企画が実現!
「組合員講師との対談を通して、有機のことを多くの組合員に伝えたい!」と有機農法ギルドの若栗さんからオファーをいただき、昨年度は若栗さんとPLAのコラボ企画を開催しました。
今年度は、新たに食育リーダーも加わり、さらに内容をバージョンアップして企画を開催しました。
若栗さんからご提供いただいた有機野菜を使ったランチプレートを食べながら、「有機農業とは?」「食選力(食べ物を選ぶ力)を身につける術」などをお話いただきました。
有機農法ギルドは、茨城県行方市に位置し、東京ドーム約5つ分の畑で多品目の有機野菜を栽培する生産者団体です。一昨年5月には、PLAと食育リーダーの組合員講師12名で有機農法ギルドに伺い、実際の畑を見学しながら有機農法について学びました。
パルシステム基準「コア・フード」「エコ・チャレンジ」ってなあに?
まずは、PLAの岡村さんより、パルシステムの独自基準「コア・フード」「エコ・チャレンジ」について説明しました。「ふつうの農業(慣行栽培)」でも、農薬取締法や食品衛生法などにより、使用して良い農薬の量や使用頻度が決められています。
千葉県産の秋冬どり人参を例にすると、普通の栽培(慣行栽培)で使用可能な量は化学合成農薬が18回、化学肥料が15㎏ですが、パルシステム独自基準の「エコ・チャレンジ」で使用できる化学合成農薬と化学肥料はその半分以下、さらには、パルシステムで定めている「削減目標農薬」を原則不使用としています。青果物においては、「除草剤」や「土壌くん蒸剤」も不使用です。パルシステムのトップブランドである「コア・フード」では、化学合成農薬・化学肥料ともに使用不可としています。
日本における有機農業の耕作面積は、0.6%と少ないですが、パルシステムの有機栽培の産地は、そのうちの約1割を占めています。
●●をしない農業とは?
「●●をしない」農業、それが有機栽培!と若栗さんは話します。約100近くある●●の中の2つを今回紹介いただきました。
一つ目は、「グリホサートを使わない」農業です。グリホサートとは、世界中で使われている除草剤の主成分です。小麦などの収穫前散布や家庭用の除草剤にも使われています。北米などでは収穫前にグリホサートを散布し、小麦を枯らしてから収穫することで効率を図っています。しかし、収穫直前の散布では残留農薬が懸念され、多くの輸入小麦からはグリホサートが検出されています。
二つ目は、「遺伝子組み換え種子を使わない」農業です。遺伝子組み換え操作をされた種子は、一つ目のグリホサートとセットで販売されています。除草剤を散布しても枯れない、グリホサートへの耐久性を持つ遺伝子に組み換えられた小麦の種子がセット販売されており、長期的に見て安全性は不透明と言われています。
これらを使用しないのが有機栽培。そうなると、「私たち生産者は、雑草と戦う日々だ」と若栗さんは話します。
有機野菜でランチプレートを堪能しました♪
有機栽培について学んだ後は、食育リーダー特性の有機野菜を使ったランチプレートを堪能!べジブロス炊き込み「さつまいもごはん」や、べジブロス「冬野菜のおみそ汁」など、有機野菜ならではのレシピです♪べジブロスとは、「皮・葉・根・種・茎の先」など、普通は捨ててしまう部分を煮出して作る「野菜だし」のこと。野菜のいのちをまるごと味わえ、有機野菜ができるまでの苦労話を聞いた後に食べる味は格別でした。
ぜひ皆さんも有機野菜を使った料理を作ってみてくださいね♪
\参加組合員の声/
参加者からは「実際にどういう生産方法なのか詳細に教えていただき、参加してよかったです。」「生産者さんからの直接の声を聞けて、作る側の気持ちや作物に対する様々な基準など詳しく聞けて勉強になりました。また買う際の野菜の見方が少し変わりました。」「インターネットやSNSなどから得る情報とは異なり、自分で取捨選択をするための判断要素となるエッセンスをたくさんいただけました。」などの感想をいただきました。

PLA(パルシステム・ライフアシスタント)
パルシステム商品の物語(成り立ち)や特徴、生産者の取り組みや想いについて、多くの組合員に”組合員の視点”で伝える活動をする組合員講師です。パルシステム連合会主催の養成講座を1年間受講し、PLA資格を取得した組合員です。

食育リーダー
食育リーダーは皆さんと同じ組合員です。食育養成講座を受講し、パルシステム東京独自の資格を取得し、講師を勤めています。現在、食育リーダーは11名で活動しています。組合員からのご要望にお応えして、組合員向けに食育出前講座を行っているほか、教育機関や地域のイベントなどでも活動しています。組合員の学び合い、伝え合う活動を楽しく行っています。



