活動レポート

【福島親子支援】「春休み!東京ではねをのばそう!!つながろう福島 パルシステム福島親子交流企画withパルシステム東京」を開催

2012.3.26

上野動物公園で

2012年3月24日(土)~26日(月)の3日間、パルシステム福島と協力し、福島県の親子を東京に招き、「春休み!東京ではねをのばそう!!つながろう福島 パルシステム福島親子交流企画withパルシステム東京」を開催しました。
福島県においては、東京電力福島第一原発事故の影響により、一部の地域では日々の生活の中で、放射能汚染による不安が重くのしかかっっています。そこで、パルシステム福島の子どもを中心に東京へお招きし、放射能により不安な日々からの開放、休養していただくために交流会を実施することとしました。

 

1日目:浅草で昼食、上野動物園へ

浅草で昼食。芸人さんが登場!

浅草で昼食。芸人さんが登場!

3月24日(土)、パルシステム福島の親子16組、43名が、観光バスに乗って東京に向かって出発。朝早く集まったにも関わらず、バスの中では自己紹介やゲームなどで大いに盛り上がり、東京までの約4時間の行程を楽しく過ごしました。 お昼過ぎに、小雨の降る東京に到着。浅草で昼食を食べたり、お土産を見たりと、下町の風情が残る浅草を短い時間ながら楽しみました。
昼食後、上野公園へ移動、上野動物園を自由に見学しました。上野動物園では、降っていた雨も上がり、子どもたちは大喜びで走り回っていました。園内には、たくさんの動物がいましたが、一番人気はパンダ。午前中の雨のため来園者数が少なく、通常であれば1時間待ちが当たりまえのパンダも10分待ち程度で見ることができ、子どもたちだけでなく、大人たちも大喜びでした。
2時間30分ほど上野動物園で過ごしたあと、初日の夕食と宿泊場所、吉祥寺へとバスで向かいました。道中、渋滞に巻き込まれ、予定より約1時間遅れで到着しました。
夕食では、今日一日の感想を家族ごとに発表していただきました。家族代表として、子どもたちも「パンダがかわいかった」など、感想を話してくれました。

2日目:八王子市のパルブレッドの工場とセットセンターを見学

八王子にあるパルブレッドの工場に到着

八王子にあるパルブレッドの工場に到着

八王子にあるパルブレッドの工場に到着

八王子セットセンターの特殊な屋根

二日目の3月25日(日)、8:15に吉祥寺のホテルを出発し、八王子市にあるパルブレッドの工場見学と八王子セットセンターの見学へと向かいました。
パルブレッドの工場では、製造ライン、袋詰め、仕分け、出荷と一連の流れを見学。衛生的な施設や、厳しい衛生管理手順なども学びました。
添加物を使用しないため賞味期限が短いので、焼き上がりの時間を逆算しながら製造しているなど、組合員へ美味しパンをお届けする工夫も伺い、参加した組合員は感心の声が上がっていました。

続いて、バスで八王子セットセンターへ移動し、セットセンターを見学。
太陽光パネルや風力を利用した発電システムや、夏場に作業場の気温が上がらないように太陽熱を蓄えないような素材でできた屋根を使うなど、環境や省エネに配慮されたセットセンターに参加者たちは感心していました。
二つの施設の見学を終えた参加者からは、「見学して、それぞれの苦労や工夫が理解できてよかった」と感想も聞かれました。
その後、バスで八王子駅の近くにあるホテルまで移動し、昼食。子どもたちは,昼食を食べ終わると、みんなで大暴れ。このころには、みんな仲良しになっていたのでお遊戯会のようにみんなで遊んでいました。

 

お台場のフジテレビを見学

お台場のフジテレビを見学

昼食後、またバスに乗りお台場へ。みんなでお台場の展望台にのぼり、東京湾やレインボーブリッジ、東京タワーなど、東京都心の景色を楽しみました。展望台からは自由行動とし、お目当てのお店に行って買い物や、ゆりかもめに乗ったり、お台場の海岸で遊んだりと、それぞれ自由にお台場を楽しみました。

3日目:新宿本部で交流会、そして福島へ

子どもたちで桜の木のメッセージを完成

子どもたちで桜の木のメッセージを完成

子どもたちで桜の木のメッセージを完成

パルシステム東京新宿本部交流会で

最終日の3月26日(月)、東新宿にあるパルシステム東京の本部で交流会を行いました。9:30ごろ、本部前にバスが到着すると、待っていた大勢の職員がお出迎え。大きな拍手に参加者のびっくり。
本部では、オルタートレードさんが提供してくれたコーヒーでホッと一息。
ここで、子どもたちはパルシステム東京の組合員の子どもたちと交流をひろげ、大人たちは大久保の町でお買い物を楽しみました。
新宿本部に戻ると、パルシステム東京の組合員理事が作った昼食でおもてなし。昼食会&交流会が行われました。パルシステム福島の組合員理事たちからは、被災地でありながら行ってきた支援活動などの報告や「福島と東京は200kmくらい離れているけど、”つながり”を感じました。楽しい企画をありがとうございました。」とお礼の言葉もいただきました。また、福島の現状について「福島では、外で遊ばせるときに、放射能が気になるので芝生をさわらないように注意するけど、東京ではなにも意識することなく触らせることが出来るのがうれしかった」というお話もあり、福島の抱えている問題についても聞くことができました。
最後に、参加した皆さんに一言づつ感想を聞かせてもらうと「パンダがかわいかった」「お台場がおもしろかった」など、東京での3日間を満喫できた様子でした。

 

パルシステム東京では、様々な団体と協力し被災地への支援活動は継続して取り組んでまいります。