活動レポート
<2026.10.3(土)開催> 都立第五福竜丸展示館 開館50周年記念 特別講演「父が残した記憶 開館50年に受け継ぐ平和へのバトン」
2026.10.27
2026年10月3日(土)、都立第五福竜丸展示館の開館50周年を記念し、特別講演『父が残した記憶 開館50年に受け継ぐ平和へのバトン』を開催しました。 講師には、公益財団法人第五福竜丸平和協会 事務局長の市田真理氏と、ビキニ水爆実験で被ばくした元乗組員・故大石又七氏の長女である田中佳子氏をお招きしました。当日は会場に11名、オンラインで14名の組合員が参加しました。
パルシステム東京では「都立第五福竜丸展示館」の賛助会員として連携を深めており、平和活動や社会貢献活動に取り組んでいます。戦後81年、同館が開館50周年の節目を迎える本年、これまでの歩みを学び、核兵器の恐ろしさを多くの組合員と共有して平和への理解を深める機会として本特別講演を実施しました。
保存展示されている第五福竜丸の船体を背景に、登壇者の市田氏(2列目左端)、田中氏(前列左端)、参加者の皆様と記念撮影

登壇者 プロフィール 市田 真理氏(公益財団法人第五福竜丸平和協会 事務局長)
都立第五福竜丸展示館の運営・維持管理に長年携わる。ビキニ事件の記録収集や公開、出版活動、教育現場との連携など、来館者や子どもたちに寄り添いながら、核兵器のない平和な未来を創るための多角的な発信活動に取り組んでいる。

登壇者 プロフィール 田中 佳子氏(第五福竜丸元乗組員・故大石又七氏の長女)
父・大石又七氏は1954年のビキニ水爆実験で被ばく後、全国で約700回の講演を行い核の悲惨さを訴え続けた(2021年逝去)。その遺志や手記を受け継ぎ、被ばく二世として語り部活動を開始。「父としての素顔」や家族の葛藤を交えた生の声を届け、平和のバトンを次世代へつないでいる。
当日のプログラムの様子
開会挨拶
市田様より、展示館が歩んできた50年の歴史と保存・継承の歩みについてご挨拶をいただきました。
特別対談(クロストーク)
市田様と田中様による対談を実施。父・大石又七氏の遺志や乗組員たちの無念、家族の葛藤など切実な生の声が語られ、平和を「自分ごと」として考える時間となりました。
熱心に耳を傾ける参加者
真剣なまなざしでお二人の語りかけに耳を傾ける会場参加者。故・大石又七さんの遺志を受け継ぐ声に、参加者一人ひとりが深く感銘を受け、平和の大切さを改めて噛みしめていました。
質疑応答・意見交換
会場やオンラインから寄せられた多くの質問に登壇者が丁寧に回答し、温かな交流が行われました
閉会挨拶
パルシステム東京・松本常任理事より閉会の挨拶を行い、講演のまとめと感想を共有しました。
第五福竜丸展示館、館内ガイドツアー
閉会後は、、公益財団法人第五福竜丸平和協会の安田和也専務理事の案内より館内ツアーを実施しました。展示資料や保存されている木造船体を見学しました。
展示館オリジナルグッズ・関連書籍の紹介
会場内には、開館50周年を記念した特設販売コーナーを設置しました。記念手ぬぐいや関連書籍(『マーシャル諸島に生きて』、公募手記集『わたしとビキニ事件』)、ポストカードなどのオリジナルグッズが並び、多くの参加者が手に取って理解を深めていました。
アンケートに寄せられた声と、未来へつなぐ平和のバトン
アンケートでは、多くの参加者から深い学びと共感の声が寄せられました。
・「大石又七さんの遺志を受け継ぐ田中さんの生の声を聞き、核の恐ろしさと平和の大切さを改めて実感した」
・「展示館では知ることのできない、ご家族の様子や温かな人柄が感じられた」
・「ビキニ事件を風化させず、自分ごととして次の世代へ語り継いでいきたい」
パルシステム東京は、今後も都立第五福竜丸展示館との連携をはじめとする平和活動を通じ、被爆の実相を伝え、誰もが安心して暮らせる平和な社会の実現に向けて取り組んでまいります。
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