活動レポート
国産飼料100%のこだわり!コア・フード牛の産直産地「宮北牧場」と産地交流!!
2024.9.20
通常では見ることができない生産の裏側を見学!
7月20日(土)~21日(日)に宮北牧場と産地交流を実施しました。
宮北牧場がある北海道北広島市は、札幌市と新千歳空港の間に広がるなだらかな丘陵地帯にあり、豊かに息づく緑の環境、ゆとりの土地空間、整備された交通網など自然と都市機能が調和した街です。
そのような街で宮北牧場は、オーナーである宮北さんの祖父の発意により、今の地で(昭和37年より)牧場建設を開始しました。北海道の民間牧場では、おそらく最も早くアンガス牛の導入を行い、繁殖・育成牧場として、北海道でのアンガス牛の普及の役割を果たしてきた産地です。
放牧場のアンガス牛
現在では約250頭の牛たちと共に肉牛生産に奮闘し、飼料用作物(デントコーン・牧草)の生産にも励んでいます。
今回は、特別に長年培われた生産方法や、こだわりを実際に見学していきました!
宮北牧場の案内看板
楽しく学ぶ!1日目がスタート!
宮北牧場へ到着です!
1日目は、生産者の宮北輝さんとパル・ミートのご担当者から、「宮北牧場について」「パルシステムの産直牛肉について」学びました。
コア・フード牛は、繁殖から肥育まで一貫生産されています。
講義の後は、「コア・フード牛」であるアンガス種またはアンガス種系統種や、2024年7月3回企画に新商品としてご紹介した「宮北牧場牛」の品種、黒毛和種と乳用種の交雑種が育てられている牛舎の見学を行いました。
牛舎の視察や、飼料庫の見学、牛の食事の観察等を行うため、より講義の理解が深まりました。
飼料の特徴について
飼料は、輸入穀物飼料に頼らず、自給飼料(母乳・牧草・デントコーン)を積極的に活用し、食品副産物(じゃがいも粕・ビール粕・おから・米ぬか・飼料用米・規格小麦等)などを活用しています。
また、飼料に抗生物質を使用せず、健康な牛づくりをしております。
食品副産物である「じゃがいも粕」「ビール粕」等の見学を行いました。参加者からは思わず『おいしそう!』との声も!
牛舎の見学
牛の食事観察
夜は宮北牧場のお肉で夕食交流会!
夜は、みなさんお楽しみ!夕食交流会!
宮北牧場の「宮北牧場牛」と「コア・フード牛」で贅沢なバーベキューで交流会を行いました。子供の手よりも大きいサイズの牛肉をいただきました!
一口噛むと濃厚で甘い肉汁が溢れます…おかわりの声が止まりませんでした。
また、肉汁で作る焼きそばは、格別な味で、あっという間に完売しました。
鉄板で焼きたてをいただきます!
歓談タイム
参加者から生産者へメッセージも
2日目は放牧場の見学!
2日目は、放牧場の見学へ行きます!
「コア・フード牛」は、春から秋まで約半年間、放牧場で育てられます。
宮北牧場は、天候と時期、草地面積により草をどのようにして、常に食べさせるか考え、放牧を行っております。
道中には国産飼料のグラスサイレージ畑がが広がり、横目で見ながら歩きました。
放牧場へ到着!
繁殖は「牧牛」と呼ばれる自然交配により種付を行います。母牛からもらう栄養満点の母乳と青草を自由に食べて、約半年間を放牧地で過ごします。
母牛や子牛を放牧させるため、季節分娩を行っています。
歩いて移動している間に森林を発見!
森林の中にアンガス牛を発見!涼しい場所を心得ていますね。
牛は、暑さに弱い体質のため、昨今の猛暑には、宮北さんも悩んでいるとのことです。
コア・フード牛のアンガス種は、角がないのが特徴です。毛並みには艶があり立派なたくましい姿の牛達が参加者をお迎えしてくださりました。
よく見ると可愛いらしい子牛も!
最後は、青空の下、アンガス牛と記念撮影!
宮北さんの熱い想い伝わりましたでしょうか?
皆様お楽しみいただけたでしょうか。
宮北さんの『しあわせを感じて欲しい』という想いを「コア・フード牛」や交流企画を通して、今後も感じていただければと思います。
参加者のみなさんメッセージをありがとうございました。
~宮北牧場(北海道)~
1961年に北海道北広島市で、宮北さんの祖父がアンガス牛の繁殖牧場として事業を開始。2007年にパルシステムと産直提携。同時に繁殖から肥育までの一貫生産と、国産飼料100%の『コア・フード牛』への挑戦がスタートしました。現在は交雑種の生産にも取り組むほか、飼料用作物の自給も行っています。
主催:パルシステム東京 商品・産直推進部 産直推進課