活動レポート
【開催報告】2025年度『パル未来花基金』活動報告会を開催しました
2026.6.23
6月20日(土)パルシステム東京新宿本部にて報告会を開催しました。助成金を活用したグループからの報告と、団体同士の交流を行いました。
2014年7月に「パル未来花基金」は設立。東日本大震災にて被災された地域の支援をする活動を助成してきました。
2025年度に助成された5つのグループが活動の報告をしました。
コミュニティ支援、保養活動、啓蒙・啓発活動など支援のジャンルは多岐にわたります。
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【アンサンブル・ふぁさふぁす】~コミュニティ支援~(岩手県大船渡市、陸前高田市を中心に復興支援コンサート開催)
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震災直後、ニュースで被災地の状況を目の当たりにして「音楽で何かできないか」と無力感を抱えていたところ、パルシステム東京の「未来花基金」を知り、仲間と被災地を訪れ、コンサートを企画いたしました。気仙沼と陸前高田の2か所から始めた活動も大船渡市内の小学校まで広がりました。報道では知ることのできない悲しみや、想いに触れることができました。音楽を通じてご縁をいただいた現地の方々に寄り添っていくことができればと願っての活動でした。
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【福島子ども支援プロジェクト・西多摩】~保養活動~(福島県伊達市の方々が東京都内で保養する企画を開催)
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原発事故から15年が経ちました。福島原発事故の報道は激減しました。被災者の生の声を聞く機会が非常に減ってきています。放射線量の高い地域から数日でも離れて過ごすことにより体内被曝の線量が下がる保養キャンプが有効と考え保養キャンプを実施しています。伊達市は、放射線量の高い地区があるにもかかわらず避難地域に指定されませんでした。そのため2013年8月に第1回目の保養キャンプを行い、現在も続けています。
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【福島こども保養プロジェクト@練馬 記録グループ】~啓蒙・啓発活動~(保養キャンプなどを掲載したニュースレターを発行)
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2011年東京電力福島第一原子力発電所の事故後、福島県をはじめ放射線量の高い地域に暮らしているこどもたちに、少しでも線量が低い地域でたっぷりと外遊びをしてもらい、心身のリフレッシュをはかってもらいたいと考えている練馬区民が集まり、任意団体から、2013年9月にNPO法人化しました。福島の子どもたちの保養の様子を記録に残し、「にゅーすれたー」として発行し、多くの方々に私たちの活動を広報しています。
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【星空キッズツアー】~コミュニティ支援~(福島県郡山市の方々が山梨県で保養する企画を開催)
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福島第一原子力発電所事故直後から活動しています。夏休みを利用して、星のきれいな清里で保養をしてきました。2022年度からは山梨県北杜市の施設で保養を行っています。今回は、連絡のあった過去の参加者にもボランティアとして参加してもらいました。星空キッズツアーに参加した体験が、何年か先にもつながっていくことを実感できました。私たちの活動を今回をもって終了しますが、有志で福島を訪れて現状を学び、これまで企画に参加された方と交流会を行う予定です。
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【星つむぎの村@東北応援チーム】(被災地宮城県名取市閖上にてプラネタリウムを投影)
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東日本大震災以来、被災地の皆さんに寄り添える活動をしたいと考え、震災直後は物資の輸送と海岸沿いでのボランティアを、落ち着いてからは、仮設住宅の集会所などにおいて空気で膨らむドームの中でプラネタリウム・星に関する工作・観望会を行ってきました。現在は「あの日の空は星がきれいで、それを見た人も見なかった人も一緒に見上げて心を繋げ、明日への希望にしたい。」という要望が現地の遺族会からあり、名取市にある閖上の記憶事務局と協力してイベントを開催しています。
「パル未来花基金」設立からこれまでの軌跡をたどり復興支援委員会の有識委員より講評をいただきました。

5グループの報告後、東京ボランティア・市民活動センター災害協働推進担当 統括主任の加納 佑一氏より2014年から2025年までの「パル未来花基金」のあゆみと基金の特徴をお話しいただきました。「この基金は被災地である宮城県東松島市での「パル・パラソルカフェ」を原点としたパルシステム東京らしい支援であり、「よりそい」を前面に打ち出した組合員一人ひとりの気持ちを汲み取っています。12年間にわたる被災者のニーズに即した長期的な支援であり34グループ、総額36,340,582円もの助成がなされました。これまでの経験は、東日本大震災への支援のみならず、大規模災害における長期的な支援のありかたについて課題や問題意識を得る機会となりました。」と語られました。
それぞれの想いが詰まった「パル未来花基金」へ感謝の気持ちを込めて記念写真を撮りました
東日本大震災での被災者のために「何かできないか」という思いから生まれた「パル未来花基金」。組合員が被災者に寄り添った支援のあり方を、自分なりのスタイルで実現する貴重な場となっていました。震災から15年経過した今、かつて被災地で支援を受けた若者が、新たな被災地にボランティアとして足を運び支援活動に取り組んでいる話を耳にすることがあります。人と人との繋がりによって勇気づけられてきた人たちは、どれほどの数に上るでしょうか。2025年度をもって「パル未来花基金」は終了いたしますが、どんなに厳しい状況であっても、「未来に明るい花を咲かせる」という「未来花」の言葉は、私たちの心の中でこれからも静かに生き続けていくことでしょう。
助成されたグループの皆さん。今後も被災地を「わすれない」気持ちを大切に、個人的な活動を続けていくと語ってくださいました。