【食の安全学習会】基礎から学ぼう！遺伝子組み換え食品ってなに？ ～菜の花を使って調査体験！～

学習会では、八田さんに遺伝子組み換え（以下GM）の基礎や問題点、ゲノム編集食品についてお話しいただきました。

※GM=Genetically Modified（遺伝子組み換え）の略称。

①そもそもＧＭナタネの自生調査って何？

近年、日本では栽培されていないはずの、GMナタネが日本各地の幹線道路沿いなどで見つかっています。GMナタネが自生すると、近縁植物との交雑で新たな遺伝子組み換え種ができ、生物多様性に影響が出てしまう恐れがあります。

パルシステム東京では都内の幹線道路等での実態を把握すると共に、パルシステムを利用する組合員の皆さんにGM作物の野生化について知っていただく取り組みとして、2020年度から調査に参加しています。除草剤への耐性を調べる試験紙を使って、組合員といっしょに調査を行っています。

②実際にやってみた！

組合員の皆さんが事前に採取した菜の花が遺伝子組み換えでないか、検査を体験！

10検体の調査を行い、結果は全て「陰性」でした。調査したナタネの中に、遺伝子組み換えのものはありませんでした。

今回の調査では10検体すべて「陰性」という結果になりました。（過去6年間106検体の調査を実施、すべて陰性）

ご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。本企画にご参加いただいた組合員からは以下のような感想をお寄せいただきました。

・八田さんの分かりやすい講演のお陰で遺伝子組み換え食品の問題点についてよく理解できた。もっと長い時間でお話を聞きたいと感じた。

・遺伝子組み換え食品が形を変え、私たちの食に入っているという実態が理解できました。

・遺伝子組み換え菜の花が、多くの場所で自生していることが分かって驚きました。

パルシステム東京として6回目のGMナタネ自生調査に取り組みましたが、今後も組合員の皆さまにGM作物の野生化について知っていただく取り組みとして「遺伝子組み換え食品いらない！キャンペーン」と連携し、調査に参加していく予定です。

遺伝子組み換えについて詳しく知りたい方は

食ナビ3月号でもチェック！

（ナタネ調査は2024年のもの）