活動レポート

おうちde作り手と会おう!「ぎょ!ぎょ!ぎょ!日本の水産事情を知って、お魚食べよう!」

2025.2.11

1月11日(土)、長崎県漁業協同組合連合会(左から野口さん、高橋さん)とパルシステム連合会水産課の大久保さんを講師としてお招きし、『ぎょ!ぎょ!ぎょ!日本の水産事情を知って、お魚食べよう!』を開催しました。(参加者30組)

今、海で起きている問題や、長崎県漁連さんの取り組みなどについて学び、また、パルシステムのPB商品「長崎の産直天然ぶり切身」「長崎の産直ひじきドライパック」の商品特徴をご紹介しました。さらに、「長崎の産直ひじきドライパック」を使用した調理も行いました。

 

 

お魚食べよう!アクションとは?

まず、大久保さんより、お魚食べよう!アクションについてお話ししました。

パルシステムでは、魚を安定して組合員へお届けできるように、魚を食べて、水産業を応援する、「お魚食べよう!」アクションに取り組んでいます。

近年、温暖化の影響で海水温が上昇し、漁獲できる魚種に変化が生じたり、漁獲量が減少したりしています。さらに、魚よりも肉の消費量が増えたことにより、日本人が魚を食べる機会が少なくなっています。「お魚食べよう!」アクションを通じて、魚の消費量を増やし、水産業を盛り上げていきます!

長崎県漁業協同組合連合会について

次に、野口さんより長崎県漁連の取り組み等についてご紹介いただきました。長崎県漁連では、加工事業・販売事業・冷凍事業・購買事業等を一貫して行っているため、こだわりが詰まった商品をお届けすることができます。また、海岸線の長さは国内2位!四季折々、300以上の魚種を漁獲することができます。

漁協協同組合は66組合と多いですが、高齢化で漁師が減っていると話す野口さん。

 

「長崎の産直天然ぶり切身」「長崎の産直ひじきドライパック」の紹介

「長崎の産直天然ぶり切身」

続いて、パルシステムでも人気の商品「長崎の産直天然ぶり切身」を紹介いただきました。この商品は、3月~4月期間限定の産卵前の脂がのった最上級ランクのブリを使用しています!寒ブリと遜色なく、たくさん漁獲できる時期のため、手に取りやすい価格で提供しています。1年分買い付けし、産地1回凍結にこだわっているのも大きな特徴!一般的な業者だと大量に買い付け→丸々一匹凍結→解凍→カット→凍結(2回凍結)を行い、解凍する度に旨味が流出するため、品質に差が生じると言われています。

「長崎の産直ひじきドライパック」

日本で流通するひじきの約9割が海外産(中国・韓国)で、国産ひじきはわずか1割です。「長崎の産直ひじきドライパック」は、長崎県産のひじきに絞って開発された商品です。そんな貴重な長崎県産のひじきですが、海水温の上昇や海水中の栄養不足、磯焼け等で収穫量が減少しています。藻場再生のために、パルシステムでは、商品代金の一部を賦課金として産地に提供しており、長崎県漁連にとっても想い入れがある商品と野口さんは話します。

「長崎の産直ひじきドライパック(缶)」を使用した調理

最後は、長崎県漁連さんの商品を使って、参加者の皆さんと一緒に調理をしました。「長崎の産直ひじきドライパック」と「ツナフレーク缶ノンオイル」と調味料を混ぜるだけで完成!「美味しいひじきに巡り合えた!」「こんな簡単でおいしい食べ方があったなんて!」等、好評のお声をいただきました。

参加した皆さまからの感想

参加者の皆さまからは、「生産者の熱い想いが聞けて、今まで何気なく食べていた商品のありがたさを感じた。今後、この商品を積極的に選びたいと思った。食べた時により美味しく感じられそう。」「日本の漁業の現状や長崎県漁連さんの漁獲から製品まで一連の取り組みを知ることができた」などの感想をいただきました。