活動レポート

4月9日(木)南国フィリピンより、バランゴンバナナ現地スタッフがやってくる!

2026.5.1

フィリピンの現地スタッフをお迎えしての学習会!

2026年4月9日(木)、パルシステム東京新宿本部にて、バランゴンバナナの産地であるフィリピンネグロス島ミンダナオ島から2名の現地スタッフをお招きし、産直交流企画を開催しました。

 

平日ながら31名と多くの組合員が参加し、バナナを試食しながら、歴史的背景や生産現場の様子について直接お話を伺う貴重な機会となりました。

バランゴンバナナと「民衆交易」の始まり

株式会社オルター・トレード・ジャパン(ATJ)が取り扱うバランゴンバナナの取り組みは、フィリピン・ネグロス島から始まりました
 
かつてネグロス島はサトウキビの大規模プランテーションに依存しており、砂糖の国際価格が暴落した際には多くの砂糖生産者が仕事を失い、飢餓で命を落とす子どもたちがいるという悲惨な状況にありました
そこで、「援助ではなく、自立のための民衆経済づくりができないか」という思いから、国境を越えた市民による経済活動「民衆交易」がスタートしました
 
その産品として選ばれたのが、ネグロスに自生し、化学合成農薬を使わずに環境を破壊しない方法で栽培できるバランゴンバナナでした。
傷がつかないようにバナナを吊るす様子

傷がつかないようにバナナを吊るす様子

生産者の思いと、安心・安全へのこだわり

バランゴンバナナは、栽培期間中に化学合成農薬や化学肥料を一切使用していません持続可能な農法(SA-OF)の原則に従い、土壌や生物多様性、そして生産者の健康を守りながら育てられています
 
交流会では、現地スタッフのジュジさんやボンボンさんから、スライドや動画を交えて生産の工夫や苦労についてのお話がありました。バナナの植え付けから収穫、最終検品、箱詰め、そして港への運搬に至るまで、消費者に届くバランゴンバナナには、単なる商品としてだけでなく、小規模生産者や作業に関わるすべての人たちの思いや誇り、努力が込められています
 
近年は台風(台風25号・26号など)による甚大な被害もありましたが、日本の皆様からの寄付による「ケアパック(食料品や日用品)」の提供や、農地復旧のための支援を通じて、産地と日本の消費者の強いつながりが生産者を支えています。
収穫したバナナを運搬する様子

収穫したバナナを運搬する様子

参加者の声と交流の様子

平日開催にもかかわらず、組合員・理事を含め総勢約50名近い方々が集まり、皆さんのバナナへの関心の高さが伺えました
 
質疑応答タイムでは、場が温まるにつれて次々と手があがり、時間が足りなくなるほどの盛り上がりを見せました。終了後も現地スタッフとお話ししたい参加者が前に集まり、まるでアイドルの握手会のような大盛況ぶり。
参加者アンケートからは、以下のような感動の声が寄せられています。
 

・「普段何気なく食べているバランゴンバナナの背景に、これほどまでのストーリーがあるとは驚きました。現地の写真やスタッフの方の熱意溢れるお話を聞くことで、一房のバナナの価値が大きく変わりました」

 

・「バナナの作り方、港への運搬など具体的に説明してくれて、大変さがよく分かったし、現地の人たちとも交流できたのが良かった」

 

・「無農薬という安心と生産者の支援にもなるということを知ったので、積極的に選びたいと思いました」

 

食べる人の健康だけでなく、作る人のいのち・自然・くらしを守るバランゴンバナナ

これからも「台所からの国際協力」を通じて、フィリピンの生産者を応援していきましょう

左から、

上田誠さん(オルター・トレード・ジャパン)

ジュジ・ルースさん(オルタートレード・フィリピン)

チャーリー・ヴィリアエヌバ(通称:ボンボン)さん(オルタートレード・フィリピン)

参加者からは、時間内で答えられないほど多くの質問や感想をいただきました。

組合員理事より、こんせんくんマスコットを贈呈♪

【後日談】フィリピンの子どもたちへ手渡された「折り鶴」と、込められた願い

学習会後の懇親会では、パルシステム東京の組合員理事より、折り鶴をジュジさんとボンボンさんにプレゼントさせていただきました。

その数日後、バランゴンバナナの産地の一つであるミンダナオ島レイクセブ・ラムケイド(Lamcade)の子どもたちへ、その折り鶴が手渡されたとのこと。

そして、なんと折り鶴へのお礼として、子どもたちが将来なりたい職業を紙に書き、メッセージを寄せてくれました!

 

ジェクジェクさん(バランゴンバナナのパートナー団体 UAVOPI/高地アラー渓谷有機生産者法人の農業指導員)からのメッセージ

「日本の皆さんへ。 私は子どもたちに、『この折り鶴は日本のパートナーの皆さんが作ってくれたものだよ』と伝えました。そして、『この折り鶴は、あなたの夢や志を表していて、願い続ければきっとその夢に出会えるはず。日本からの幸運の気持ちが込められているから、大切に持っていてね』と話しました。」

 

日本からフィリピンへ、そしてフィリピンから日本へ、互いの想いが伝わりあった瞬間となりました。

 

パルシステム東京では、さまざまな産地交流企画を行っています。詳しくはコチラをご確認ください♪

組合員理事よりプレゼントした「折り鶴」

お2人がフィリピンに帰国後、現地の子どもたちに手渡されました!

主催:パルシステム東京 商品・産直推進部 産直推進課