活動レポート

【食育リーダーのオンライン食育講座】「いざという時に役立つ非常食」

2022.10.26

9月30日(金)、パルシステム東京の組合員講師「食育リーダー」の高橋さん、星野さん、小林さんによる学習会「いざという時に役立つ非常食」を開催し、非常時に役立つポリ袋調理や、大規模災害の心構えを学びました。(参加者49人)

ポリ袋料理を参加者と一緒に調理

ポリ袋で調理する①ごはん、②ワカメとツナの和え物(非加熱)、③さばカレー(非加熱)、④フルーティ甘酒ドリンクの4品を参加者と一緒に調理しました。

 

ワカメとツナの和え物、さばカレー、甘酒ドリンクは非加熱で混ぜるだけ!

非常時にぴったりな簡単レシピに、参加者からは「思っていたより簡単で美味しい!」「育ち盛りの息子もサバカレーをバクバク食べていました」など、感激の声が寄せられました。

「ローリングストック法」について学習

「非常食」として備蓄する缶詰やレトルト食品は賞期限切れを起こしやすいものです。それを防ぐ方法もご紹介。

「ローリングストック法」は、「日常食を非常食に」するという考え方で、普段から少し大目に食材を買って、使ったら買い足すというサイクルを繰り替えします。

「甘酒を使ったレシピ紹介」

災害時の栄養補給におすすめの「甘酒」レシピもご紹介しました。

 

◆冷たいお汁粉(あずき豆乳)◆

【材料(2人分)】

こうじ甘酒 200㎖ ゆであずき 100g 豆乳 100㎖

【作り方】

1.材料を全てよく混ぜ合わせる

2.冷蔵庫で冷やしても温めてもおいしく召し上がれます

 

◆フルーツパフェ(甘酒をソースとして楽しむ)◆

【材料(2人分)】

こうじ甘酒 200㎖ 好みのフルーツ 適量 バニラアイスクリーム 200g

【作り方】

1.器にフルーツをお好みの量入れる

2.甘酒を注ぎ、アイスクリームをのせて完成

東日本大震災の被災者の声 

最後に南三陸で被災された女性からのお手紙を紹介しました。

 

「『行ってきます』『ただいま』って帰ってくる日常の当たり前が、どれだけ幸せなのかを思ってください。

出かける「かばん」には、水1本・あめ玉を何個か入れてねって。それだけで数日は生きられます。

朝、家族とケンカしないで出かけてねって。笑って生きよう。

明日も笑っていられるように精いっぱい、頑張りすぎず生きましょう。

生きたくても生きられなかった人の分まで」(一部抜粋)

 

このメッセージに、思わず涙ぐむ参加者も…。

盛りだくさんの学習会を終えて…

参加者からは、「ポリ袋の料理はやったことがなかったので作ってみたかった。」、「料理が全て美味しくて簡単なのに驚いた。」、「南三陸の被災されたかたのお話をしてくだったのが一番印象に残りました。」などの感想をいただきました。

 

 

◆食育リーダーとは・・・

パルシステム東京の食育政策を具現化するために食育活動をすすめる組合員講師のこと。組合員向けに食育出前講座を行っているほか、教育機関や地域イベントなどでも講座を開催しています。