活動レポート

花兄園「産直たまご」の 公開確認会を開催しました。

2026.2.24

監査人や一般参加者を含めて56名(他オンライン視聴9名)が参加しました。多くの人に見守られながら確認と評価を受ける機会となりました。

監査人や一般参加者を含めて56名(他オンライン視聴9名)が参加しました。多くの人に見守られながら確認と評価を受ける機会となりました。

パルシステム東京は2025年7月12日(土)~13日(日)に、宮城県大崎市「株式会社花兄園」で公開確認会を開催しました。公開確認会は1999年からスタートし、生産者と組合員の二者が産地の生産状況を確認するパルシステム独自の制度です。今回の監査項目は「産直たまご」。花兄園の「花兄」とは、梅を指す雅称です。「早春、梅は他の花に先駆けて花を開く。そのような仕事をするように」と社長の大須賀木さんが起業の際に義父から贈られたものです。花兄園ではその想いを大切にし、安心・安全・おいしさにこだわり、卵の生産を行っております。

震災を超え、卵の物語を紡ぐプレゼンテーション

初日の開会挨拶で、パルシステム東京 西村陽子理事長は就任報告と共に、臭みのない高品質な卵の特徴をお話し、花兄園の安全な餌へのこだわりと震災からの再建努力を称賛するとともに、組合員による生産現場確認の重要性と、その良さを広める期待を表明しました。 株式会社花兄園ファームの瀬戸浩治代表取締役は公開確認会への感謝を述べ、2015年設立の若い会社としてパルシステムへの出荷を再開したことを説明しました。地元の支えと自然の恵みに感謝しながら、「人」が最大の財産であり、従業員とお客様が会社の成長を支える原動力だと強調しました。

 

帳票類の確認では監査人の皆さんが熱心に質問したり、資料の確認を行いました。

帳票類の確認では監査人の皆さんが熱心に質問したり、資料の確認を行いました。

持続可能な養鶏への挑戦 〜PHF Non-GMO飼料と電解水活用の品質管理〜

1975年創業で今年50周年の株式会社花兄園は、震災を経て2017年に再建を果たしました。生産量は半減しましたが、パルシステム向けは震災前以上を維持しています。「挑戦・先駆け」の理念でPHFやNon-GMO飼料を導入。鹿島台農場では23.8万羽を自動化と人の目で管理し、GPセンターでは電解水洗浄や自動検知機で品質を保証しています。月1回の検査や飼料米活用など、厳格なパル基準を遵守。今後は人手不足等の課題に対し、循環農業や加工品開発を通じ持続可能な生産を目指します。

監査は360度カメラ動画により、防疫と詳細な現場確認

監査は360度カメラ動画により、防疫と詳細な現場確認

監査は360度カメラ動画により、防疫と詳細な現場確認

GPセンター内での確認を行いました。

GPセンター併設の直売所

GPセンター併設の直売所

今後も美味しい卵を提供していきたいと決意を表明

パルシステム生産者・消費者協議会の生産者監査人 菜の花エッグ 梅原代表取締役からは、自身も2021年の台風で生産量が1/3になった経験から、花兄園の震災からの再建の苦労と緊張感を理解し、仲間の支えの重要性を述べました。パルシステムの卵部会が「組合員との信頼関係を深め持続可能な生産体制を構築し、卵といえばパルだよねと言われる産地にする」というビジョンを掲げていることを紹介しました。現在、1人当たりの購入点数0.49を0.6に引き上げる目標を掲げているとし、花兄園の努力を間近で見て、達成可能だと感じたと述べました。生産者として人財や設備更新などの課題を抱えており、組合員と共に解決していきたいと語りました。

 

監査人所見発表の様子。

監査人所見発表の様子。

産地受け止めとして株式会社花兄園 大須賀常務取締役は、長時間の参加に感謝し、監査人からの「レベルの高い」質問や意見を今後の改善に活かしていくと述べました。梅原代表の言葉に触れつつ、今後も頑張って美味しい卵を提供していきたいと決意を表明しました。パルシステムの卵は花兄園に限らず、19産地全てが決まりを守り一生懸命生産していることを伝え、今後も利用してほしいと訴えました。パックの裏に生産者名が記載されているので、ぜひ確認してほしいと再度呼びかけました。

閉会挨拶

最後に、パルシステム東京 吉藤友美常任理事から、2日間にわたる公開確認会が無事終了したこと、そして産地と監査人の皆様への感謝を述べました。この2日間で多くの人と出会い、生産者と組合員が互いの思いを伝え、確認し合えたことに意義を見出しました。普段は見えないところで支えている多くの人々の努力と「思い」が卵に込められていることを再確認できたとし、「冷蔵庫の卵を手に取って眺めてみてほしい。そこには大きな物語がある」と述べました。この「物語」こそが、パルシステムが大切にしてきた「生産者の顔が見える交流ができる産直」であると再確認し、先人の努力に感謝しつつ、この産地との交流を絶やすことなく、次世代へと繋いでいくことの重要性を強調し、締めくくりの挨拶をいただき、閉会となりました。

 

当日のダイジェストを動画でご覧ください

◣公開確認会◥ 2025「産直たまご」~花兄園~