活動レポート

パルシステムでんき発電産地オンライン交流企画 地域で活きるバイオマス発電

2025.2.3

パルシステム東京では2024年12月7日(土)オンラインにて、パルシステムでんき発電産地オンライン交流企画を開催、23組の組合員・員外の方が参加しました。

産地から生中継で発電所を紹介していただくという、パルシステムでんき初の発電産地”WEBツアー”を開催!

株式会社十文字チキンカンパニーさん(岩手県)、東北おひさま発電株式会社さん(山形県)の2社の発電産地にご参加いただきました。

初めての試みということで事前のご準備も大変だったとお察しします。お忙しい中ご協力いただき、誠にありがとうございました。

パルシステム東京公式YouTube アーカイブ動画

WEBツアー企画の全容はこちらかご覧いただけます

パルシステムでんきとは?バイオマス発電とは?

冒頭でパルシステム電力新電力事業部の伊藤さんがクマのおもちゃと登場!

???何ごとかと思いきや、発電の仕組みを紹介するためのツールでした。

 

パルシステムでんきの特徴や発電の仕組み、再生可能エネルギーやその中でも特に今回の企画に関連するバイオマス発電についてわかりやすく解説いただきました。

 

そして、いよいよ産地との中継です。

クマのおもちゃと登場

クマのおもちゃと登場

クマのおもちゃと登場

株式会社十文字チキンカンパニー

伊藤さんの呼びかけに元気よくお応えいただいた松本所長。

会社紹介ビデオを観た後、オリジナルキャラクター「サイサイ・ドリー」さん(かわいい)もご紹介いただき、さっそく見学に出発!

中央操作室ではお仕事中の様子を見ることができました。安定した発電を行うため日々チェックをしたり、クレーン操作をしています。

急な松本所長のインタビューにもしっかり回答、発電作業の中で気を付けていることや難しい点などをお話いただきました。

見学者の記念写真コーナーも見せていただき、パルシステムも含めた消費者と強いつながりを持っているのある産地でらっしゃることが伝わりました。

生中継にやや緊張?の面持ちの松本所長と高橋さん

生中継にやや緊張?の面持ちの松本所長と高橋さん

生中継にやや緊張?の面持ちの松本所長と高橋さん

発電所の内部を所長自らがご案内

作業中の社員さんにも突撃インタビュー

作業中の社員さんにも突撃インタビュー

作業中の社員さんにも突撃インタビュー

鶏ふんと敷料が混ざったものをクレーンで移動や水分を均一化

東北おひさま発電所株式会社 ながめやまバイオ発電所

続いては、東北おひさま発電さんの中継です。

企画当日は東京は12月に入ったとはいえ、まだまだ暖かい日が続いていましたが、山形の飯豊町では平地での初冠雪ということで、冬が始まりつつある風景を見せていただき、LIVE感が高まります。

東北おひさま発電ながめやまバイオガス発電所は山形県西南部の置賜地区にある飯豊町にあります。飯豊町はお米と泣く子もだまる米沢牛の生産地です。この米沢牛の牛糞を活用して発電を行っています。

全体説明をしていただいた後に早速見学開始。牛舎から発酵槽、ガスパック、発電機までをリレー形式で中継いただき、発電の一連の流れが良くわかりました。

また後藤社長のお話も。珍しい肥育牛でのバイオガス発電、畜産業の中でどうしても発生する牛糞の悪臭や処理の問題などを解決する方法として農家や畜産農家が連携してつくってきた発電であるとのこと。地域に根差した発電事業をされている様子が伝わりました。

東北おひさま発電さんがある飯豊町とながめやまバイオガス発電所の説明

東北おひさま発電さんがある飯豊町とながめやまバイオガス発電所の説明

東北おひさま発電さんがある飯豊町とながめやまバイオガス発電所の説明

世界で名高い米沢牛の牛舎 牛糞が自動で流れる仕組み

メタンガスを燃焼し発電、二酸化炭素と水が発生する

メタンガスを燃焼し発電、二酸化炭素と水が発生する

メタンガスを燃焼し発電、二酸化炭素と水が発生する

後藤社長「故郷を無くなることのない、みんなが力を合わせて出来る電源」

質疑応答コーナー

最後は質疑応答のお時間です。

目に見えない再生可能エネルギー由来の電力を実感するにはどうしたら良いか?という質問もありました。

「なかなか難しい質問。直接電線で結べれば良いがそれができない。パルシステムでんきではHPでどのような所・方法で発電された電力かがわかるよう発電割合という形で公表している」とのこと。全部が再生可能エネルギー由来の発電になればこのような難しさもなくなるかもしれませんね。

また、鶏ふんや牛ふんの水分量のお話も。

体調の悪い鶏のふんは水っぽくなってしまうので調整が必要になることや、採卵鶏と食用鶏、肉牛と乳牛でも餌の水分量が異なるので、バイオマス発電でも発電方法が異なることなどを教えていただきました。

畜産と結びついているバイオマス発電ならでの特徴がわかりました。

参加者からは「再生エネルギーについてあまり知識がなく、バイオマス発電について学べてとても良かったです。とても環境にも配慮されていて、効率よく電気が生産されていることが分かりました。」「2社とも現場を見学していると感じられるように、スタッフの方が準備・工夫されていることが伝わってきました。深く感謝いたします。」などの感想をいただきました。

 

今回の企画を通じて知識が増えたというだけではなく、生中継にご尽力いただいた発電産地の方への「感謝」や「身近に感じる」という交流企画ならではの経験も得ることができました。