活動レポート

放射能被曝の不安の声に応えて…2019年度子どもの甲状腺検診

2019.11.30

子どもの甲状腺検診に115名のお子さんが参加

専門医によるエコー検診。はじめは不安そうなお子さんも先生の声かけに安心して受信していました。

専門医によるエコー検診。はじめは不安そうなお子さんも先生の声かけに安心して受信していました。

東京電力福島第一原発事故からもうすぐ9年。しかし、今もお子さんを抱える母親、父親からは放射能の影響を心配する声が寄せられています。福島県以外で都道府県単位の公的な検診が行われていないことも、不安が広がる背景となっています。

母親たちの切実な願いにこたえ、パルシステム東京では、今年5年目の甲状腺検診を開催しました。

 

今年は、10月26日(土)、27日(日)、11月16日(土)の3日間で、115名が受診しました。継続して受診する方も多く、「来年も取り組みを継続してほしい」という声がたくさん寄せられました。

ソーシャルワーカーによる医療相談も実施。検診後、不安な思いを相談する場となりました。

検診の待合室では「ミニ展示会」を開催。

再生可能エネルギーの電力事業「パルシステムでんき」のブースでは、原発に依存しない社会を実現するためのでんきを紹介しました。

パルシステムの産直青果の試食コーナーも。さつまいもやみかんなど旬の野菜、果物がずらり。「果物、もう1つちょうだい!」と何度も往復するお子さんの姿も見られました。

東日本大震災の復興支援を続ける組合員グループ「はーと・のんびる」も出店。東北で被災された方々の手作り小物を手に取り喜ぶ参加者たち。東北の被災地にも思いを馳せる機会となりました。

子どもの甲状腺検診キックオフ学習会 福島の現状とこれから~子どもたちを守るために~

11月5日(土)には、検診に先立ち、保護者向けの「甲状腺検診キックオフ学習会」を開催。事前に放射能の影響や原発事故以降の福島県の様子などを学習しました。

藤田 操 氏(たらちねクリニック院長 小児科・内科医師)

藤田 操 氏(たらちねクリニック院長 小児科・内科医師)

・金沢医科大学卒業・研修後、フィリピンに渡り、貧困地区で1年間医療活動に従事

・帰国後、東京で消化器内科医として病院に勤務

・2011年3月11日の東日本大震災後、2012年より福島県石川郡平田村に移り、「ひらた中央病院」に勤務

・2016年~2017年「沖縄・球美の里」子ども保養プロジェクトの保養施設がある沖縄県久米島に移り「公立久米島病院」に勤務

・2017年~たらちねクリニック院長に就任(内科・小児科)

 

パルシステム東京では、2020年度も継続して「子どもの甲状腺検診」に取り組んでいきます。