活動レポート

【食育リーダーのオンライン食育講座】「いざという時に役立つ非常食」

2024.3.26

3月15日(金)、パルシステム東京の組合員講師「食育リーダー」の高橋さん、星野さん、小林さんによる学習会「いざという時に役立つ非常食」を開催し、非常時に役立つポリ袋調理、大規模災害の心構えや常備しておきたい食材・飲料などを学びました。(参加者34人)

ポリ袋料理を参加者と一緒に調理

ポリ袋で調理する、①ごはん、②ワカメとツナの和え物、③さばカレー(非加熱)、④フルーティ甘酒ドリンクの4品を参加者と一緒に調理しました。

ごはんは湯煎で、ワカメとツナの和え物、さばカレー、甘酒ドリンクは非加熱で混ぜるだけ!

 

非常時でも美味しくいただける簡単レシピに、参加者からは「ポリ袋調理は知識として知ってはいても、自分でやるのは初めてでしたが、ごはん・おかずともに非常に美味しくできて達成感がありました。」「普段の食材で、湯煎調理での炊飯や火を使わずに調理できることを知り、非常にためになりました。」など、良い経験になったとの声が寄せられました。

「常備しておきたい食材・飲料」について学習

「『災害時=非常食』の固定観念を見直しましょう」と食育リーダーの高橋さん。

普段から少し多めに食材を買って、使ったら買い足すというサイクルを繰り替す「ローリングストック法」を紹介し、飲料、主食、副食、果物、おやつのそれぞれで、どんな食材を備蓄すれば良いか、お伝えしました。

東日本大震災の被災者の声 (一部抜粋)

最後に、東日本大震災の際に南三陸で被災された女性からのお手紙を紹介しました。

「行ってきます」「ただいま」って帰ってくる日常の当たり前が、どれだけ幸せなのかを思ってください。出かける「かばん」には、水1本・あめ玉を何個か入れてねって。それだけで数日は生きられます。朝、家族とケンカしないで出かけてねって。笑って生きよう。明日も笑っていられるように精いっぱい、頑張りすぎず生きましょう。生きたくても生きられなかった人の分まで… 」

参加した皆さまからの感想

盛りだくさんの学習会を終えて、参加者からは、「日常の当たり前が、どれだけ幸せなことか!この時間を共有できたことに感謝です。」「鯖味噌とカレー粉で火を使わずにあんなに美味しく食べられるのだなと思いました。」、「料理が全て美味しくて簡単なのに驚きました。」、「実際に災害にあわれた方のメッセージが、心に響きました。」などの感想をいただきました。

◆食育リーダーとは・・・

パルシステム東京の食育政策を具現化するために食育活動をすすめる組合員講師のこと。組合員向けに食育出前講座を行っているほか、教育機関や地域イベントなどでも講座を開催しています。