活動レポート

3.11WEEK ~被災の記憶と今を知る~

2023.3.24

 パルシステム東京は、東日本大震災から12年、『3.11を忘れない』を基本視点に東京で出来ることに取り組んでまいりました。今年度は「3.11WEEK」と題し、3月3日~13日まで特設サイトをホームページ上に開設しました。

みやぎシネマクラドル制作 オムニバス映画「10年後のまなざし」配信と監督トークの無料配信を含め、3.11関連のイベント紹介、物品販売、カンパ紹介、支援活動報告など、さまざまな情報を発信しました。

多くの方にご参加いただきありがとうございました。

映画から感じる震災から10年、大槌、浪江、南三陸、女川、それぞれの想い

映画「10年後のまなざし」監督4人によるトークセッションの様子

みやぎシネマクラドル オムニバス映画「10年後のまなざし」監督が熱い想いを語ります

2月18日の公開収録した監督4名のトーク

※当日の講演内容を講師の許可を得て公開しております。

オムニバス短編映画『10年後のまなざし』は、監督から私たちへのメッセージ

『冬歩き』の村上浩康さん、『あいまいな喪失』の山田徹さん、『微力は無力ではない~ある災害ボランティアの記録~』の我妻和樹さん、『海と石灰~仮設カフェをつくる~』の海子揮一さん、それぞれの制作意図をお話いただきました。

内容は、被災した土地の営みや現地で生きる人の思い、震災が露呈したさまざまな課題(家族のあり方、コミュニティの変化、環境、原発、社会の分断など)、震災をきっかけに生まれたもの(場所や出会いや長期にわたる関係性など)、激動の時間の中でそれぞれの人が手繰り寄せたものとその現在など多岐にわたり、またこうしたテーマをずっと追い続けながら、考え続けようとする作り手自身の変化や視点の広がりなども。

震災から12年、この映画を通して見えてきたこと、感じたことを心にきざみました。

3.11関連の映画紹介

映画「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督:寺田和弘

映画「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督:寺田和弘

映画「生きる」大川小学校津波裁判を闘った人たち 監督:寺田和弘

映画「飯舘村べこやの母ちゃん」それぞれの選択 監督:古居みずえ


3.11関連イベント情報協力

販売協力

楢葉わらじ組の「布ぞうり」

楢葉わらじ組の「布ぞうり」

この布ぞうりは、東日本大震災に伴う原発事故により、避難を余儀なくされた福島県楢葉町の人々が、避難先の仮設住宅で作り始めました。布ぞうり作りによるコミュニティは「わらじ組」と名付けられ、布ぞうりは「narahato」というブランドで日本を飛び出し海外でも発売されました。パルシステム東京は復興支援の企画として、「わらじ組」と交流を続け、販売支援を行ってきました。

東日本大震災から12年。パルシステム東京は息の長い復興支援を継続してまいります。

在庫もございますので、ご希望の方は政策推進課までお問い合わせをお願いします。

 

パルシステム東京 3.11活動報告

大熊未来塾 木村紀夫さん

大熊未来塾 木村紀夫さん

福島県大熊町の帰宅困難区域をガイドしていただきました

アンケートから3.11WEEKに参加した感想(1部抜粋)

●初めてのオンラインでの映画鑑賞でしたが、自宅で見ることが出来てよかった。

●普通の市民の暮らしに想いを馳せることができました。年月が経って変わっていくこと、変わらずに伝えていくことの両方があると感じました。

●3.11に関する情報で、映画「生きる」を観ようと思い映画館を調べました。いろいろな情報が掲載されていたので、参考になりました。

●一度に4つの作品が観られて良かったです。震災のニュースは苦手ですが、このドキュメンタリー映画では、ゆっくり心に沁みる。3.11を知りたいけど、こわい私にはピッタリでした。ありがとうございました。

●10年を超えた時期ではありますが、当時の経験、考え方を改めて忘れないようにしたいと思います。

お問い合わせ

生活協同組合パルシステム東京 政策推進課
paltokyo-seisaku@pal.or.jp