活動レポート
産直Cafe『無茶々園と考える~産直の強みと持続可能な地域づくり~』
2026.1.15
無茶々園より大津代表をお招きしました。
12月13日(土)、パルシステム東京新宿本部にて、今年度5回目となる産直Cafeを開催しました。今回は、愛媛県の産地「無茶々園」より大津清次代表をお招きし、36組の皆さまにご参加いただきました。みかん栽培にとどまらない、地域を巻き込んだ壮大な取り組みについてお話を伺いました。
当日の様子
「無茶々園」の始まりと、こだわりのみかん作り
愛媛県西予市明浜町にある無茶々園は、1974年に若手農業後継者たちが共同で設けた伊予柑の無農薬栽培の実験園からスタートしました。「無農薬栽培は無茶なことかもしれないが、無茶苦茶に頑張ってやってみよう」という想いが、その名前の由来となっています。 現在も、化学農薬や化学肥料に極力頼らない環境に配慮した柑橘栽培を実践しており、独自の厳しい格付け基準や、光センサー選果機による徹底した品質管理を行っています。
産地写真
みかん作りから「持続可能な地域づくり」へ
大津代表のお話で特に印象的だったのは、農業の枠を超えた多角的な事業展開です。過疎化や高齢化が進む地域を守り、自立した町づくりを目指して、さまざまな挑戦を続けています。
- 漁業者との連携と環境保全:ちりめん漁や真珠養殖のほか、アコヤガイの大量死をきっかけに「青のり養殖」へ転換。さらに、海の環境改善につながる「藻場バンク」の活動にも取り組んでいます。
- 「百笑一輝」福祉事業の展開:「百歳まで元気で笑顔の絶えない地域に」という想いから株式会社百笑一輝を設立。デイサービスやグループホーム、訪問介護などを運営し、高齢者が安心して暮らせる仕組みを作っています。
- 再生可能エネルギーと海外連携:施設への太陽光パネル設置やソーラーシェアリングによるエネルギー自給の推進、ベトナムからの研修生受け入れと現地の胡椒栽培支援など、広い視野で持続可能な社会を目指しています。
大津代表
これからの「コミュニティ産直」
大津代表からは、単なる物の売り買いではなく、人や自然のつながりを大切にし、持続可能な地域が広がることで新しい経済社会を生み出す「コミュニティ産直」という未来の産直のあり方が提案されました。
講座終了後には無茶々園の展示商品の即売会も行われ、大盛況のうちに閉会しました。パルシステム東京は、これからも産地と組合員をつなぎ、持続可能な社会づくりを応援していきます。
商品展示
ここまでご覧いただきありがとうございました。
今後も会場開催やオンライン開催にて、産直Cafeを開催予定です。
みなさんの参加をお待ちしております。