活動レポート

地球のみらいのために、みんなでできることを考えました-春のエシカルランチ

2月23日(土)、パルシステム東京は「春のエシカルランチ~地球の未来を食べて考えよう~」を開催しました。最近よく耳にする「SDGs」ってなあに?「エシカル」って?という疑問を切り口に、今地球で起こっているさまざまな問題を楽しく考えられるよう、親子企画として開催。初の試みでしたが100人以上の応募があり、抽選で小学生親子12組28人が参加しました。

地球がタイヘン!2030年までに世界で協力しなくちゃいけないこと

講師の櫻井麻紀子さん。 「SDGs」「エシカル」を子どもたちにも楽しく解説してくださいました 。

講師の櫻井麻紀子さん。 「SDGs」「エシカル」を子どもたちにも楽しく解説してくださいました 。

きょうの講師は日本生活協同組合連合会 組織推進本部の櫻井麻紀子さんです。櫻井さんは「11年後の2030年、皆さんは大人になっていますね。大人になったら何になりたいですか?」と子どもたちに問いかけます。 すると「サッカー選手!」「看護師さん」と元気な声が返ってきました。
「みんななりたい職業や夢があって、将来楽しみですね。きょうは今地球がどうなっているのかと、みなさんが大人になったころの地球、もっと未来の地球のことを考えたいと思います。」と講演をはじめ、「SDGs」が今の地球の課題解決のために、2030年までみんなで協力するための世界共通の目標であることを子どもたちに話しました。

「皆さん、ペットボトルやレジ袋の材料のプラスチックが海に流れ込み問題になっていることを知っていますか?」と櫻井さんが聞くと、「知ってる!」と手を挙げた子どもたちが。その中のひとりが解説をしてくれました。その理解度と言葉の正確さに、周りの大人は驚くばかりでした。

エシカルってこういうことかな?エシカルランチを囲んで

ランチメニュー:えびピラフ、までっこ鶏チキンナゲット、サラダ、もずくスープ、 チョコバナナ。使用後の食器の汚れは、新聞紙で拭き取ってから洗います 。

ランチメニュー:えびピラフ、までっこ鶏チキンナゲット、サラダ、もずくスープ、 チョコバナナ。使用後の食器の汚れは、新聞紙で拭き取ってから洗います 。

SDGsの目標12「つくる責任 つかう責任」に沿って作ったきょうの「エシカルランチ」。「エシカル」という言葉を初めて聞いた子どもやお母さんも多いようでした。
きょうのランチの材料はフェアトレードのエコシュリンプやチョコレート、バナナ、コア・フードのお米や人参、玉ねぎ、パルシステムでんきのバイオマス発電産地でもある岩手県の「までっこ鶏チキンナゲット」など。どれも作っている人の顔が見えて、どのように作っているかがわかり、誰もがまんをしていない、環境に配慮して作られた商品です。このような視点で選んだ商品を無駄なく使うことが「エシカル」であることを実際の料理から親子で学びました。

みんなの熱いアイデアで満開に! エシカルツリー「私たちのできること」

私たちに何ができるだろう?

全員が真剣に考えて書いてくれました。

ランチ後のワークショップでは、みんなで考えた「みらいをつくるためのアイデア」を花の形に切った紙に書いて「エシカルツリー」に貼りました。
「食品ロスを出さない」「リサイクルのマークがついているものはリサイクルする」「困っている人がいたら助け合う」などSDGsの17の目標全項目、170ものアイデアの花が咲きました!

大きなエシカルツリーの前で「はい、チーズ♪」

大きなエシカルツリーの前で「はい、チーズ♪」

大きなエシカルツリーの前で「はい、チーズ♪」

ツリーはたくさんのアイデアで満開になりました!

参加者アンケートから

参加してくれたお子さん方のアンケートには、
「自分たちに何ができるかを考えられた」(小4)
「これからもいろいろなことを思い、考え、心がけて、少しずつでも環境がよくなるようにしていきたい」(小5)
「鶏のふんで発電できることがすごいと思った」(小5)

保護者の方からも

「パルシステムで食材を購入することで環境問題の改善に役立っていると知って子どもがうれしそうでした」
「ランチの食材の産地の説明があり、身近な食べものからSDGs、エシカルを知ることができたので、子どもたちにもわかりやすかったと思います」
「子どもたちが自分で考え発表する機会があり、子どもたちの思いを知ることができてよかった。大人も行動に移す姿を見せなければ、と思いました」

などのたくさんの感想が寄せられました。

パルシステム東京は、これからも環境、平和に関連する企画を開催していきます。 ぜひご参加ください。