活動レポート

ブックdeト~ク♪ ~本を楽しむ!普段はひとりで、時にはみんなで~

パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として
3月9日(水)に「大人の部活へようこそ!ブックdeト~ク♪」を開催し、
5人参加しました。
今回担当したファシリテーターからの報告です。

 

 

*子育て個育てワークショップとは⇒ ★こちらをクリックしてください。

 

 

 

 

少人数だから、ゆっくりじっくり

会場は中野の東京都生協連会館で開催されました。
参加者抽選になることが多いワークショップですが、今回はまん延防止等重点措置期間ということもありいつもより少なめの参加者。
そのため、一人がお話しできる時間が多くなり、熱量はいつもと変わらず本について語り合う充実した時間になりました。
 コロナウィルスで一変した生活、みなさんの本との関わりには変化があったのでしょうか。
読書体験や読みたい本の好みが変わったかどうかなど、まずは自己紹介と合わせてお話しいただきました。

感染対策もしっかりと

そのあとは2つのグループに分かれて、いつものように各自が持ってきた本について語り合いました。

お隣の人との間にはしっかりとアクリルのパーテーションが立てられました。

前回いただいた「他の人の話が聞こえづらかった」というご意見を踏まえて、テーブル位置などレイアウトを工夫しました。
そのことで感染対策をしながらのお話がしやすくなったように思います。
時間に余裕もあったため、和やかな雰囲気でゆったりとお話できました。
 最後に全員でもう一度持ってきた本を紹介しあいました。
別のグループではどんな本の話題が出たのかいつも気になります。
興味津々、楽しく聞きいっていました。

思い出の本を携えて

「私は聞くだけね」と手に本を持たず、思い出の中の本を携え参加した方がいました。
そして若い頃に読んだ本の印象深いシーンについてお話をされました。
こういう参加の仕方、も素敵ですね。
このワークショップは本の説明や読書会ではなく、<本>を通じて気軽におしゃべりする交流の場なので、持ってくるのは読んでない本、記憶の中の本でも大丈夫。

どうぞ気楽にご参加ください。

参加者の声(抜粋)

・ 自分の読まない作品に出会うのが新鮮です。1冊、2冊の本を熱く語る機会なんてないです。また、それを聞く機会もありません。楽しかったです。
ありがとうございました。
・ 読む本がいつも偏ってしまうので、今日は色々な分野の本に触れる事ができて、楽しかったです。
・ 参加者の方が良いと思われた本を紹介して下さるのは、本当貴重な時間でした。とても楽しかったです。
できれば、土日祝にも開催いただけたらうれしいです。

登場した本たち

『青い眼がほしい』 トニ・モリスン:著/ハヤカワepi文庫
『五日市憲法』 新井勝紘:著/岩波新書

『演劇入門生きることは演じること』      鴻上尚史:著/集英社新書

『三千円の使いかた』            原田ひ香:著/中公文庫

『自由研究には向かない殺人』            ホリー・ジャクソン:著/東京創元社

『女性差別はどう作られてきたか』        中村敏子:著/集英社新書

『戦争は女の顔をしていない』            スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ:著/岩波現代文庫

『フクロウと雷』                        中空悟堂:著/平凡社(STANDARD BOOKS)

『本心』                                平野啓一郎:著/文藝春秋

『利休道歌に学ぶ』                      阿部宗正:著/淡交社