活動レポート

おうちde作り手に会おう!『鹿児島知覧 有機栽培の産直緑茶』~失敗の連続が生んだ奇跡のお茶~

2021.12.20

生産者、メーカー、帳合の3者が、鹿児島有機知覧茶の魅力を伝えます!

生産者、メーカー、帳合の3者が、鹿児島有機知覧茶の魅力を伝えます!

9月18日(土)メーカーや生産者と組合員を繋ぐ「おうちde作り手に会おう!」企画を開催。記念すべき第1弾は、「鹿児島知覧有機栽培緑茶」を栽培する生産者とメーカーに会いにいきました!(参加者:50名)

このお茶、ご存知ですか?

有機栽培を貫く生産者が育てた「うまか」緑茶です。

 

鹿児島県知覧町は国内でも知られたお茶産地のひとつ。ここでお茶の生産と製茶業を営む「塗木(ぬるき)製茶工場」では、20年前から有機茶の栽培に取組んできました。

ここで有機栽培茶を生産する16戸の農家が「うまか有機銘茶会」を設立、2018年1月にパルシステム初となるお茶の産地として、産直提携を結びました。

お茶の葉は洗わない

産地と中継を繋ぐ前に、製茶メーカーの「水宗園本舗」・山口さんから、お茶についてお話いただきました。

普段私たちが飲んでいるお茶はどのようにつくられているのか。製造工程を知れば知るほど「有機」であることの重要性を感じます。

 

野菜は洗って食べるけど、お茶の葉は違います。だからこそ、残留農薬などの心配がない「有機」の重要性が増すのかもしれません。

山口さんのお話の後は、「商品紹介DVD」で産地や有機茶についてお勉強。

鹿児島知覧町と中継を繋ぎます!

中継中の畑からは「みみず」も顔を出してくれました!

 

この日は、台風一過。晴天の鹿児島知覧の茶畑と中継を結び、魅力伝えてくれるのは、圃場長の塗木大介さん。雨上がりにも関わらずふわふわの畑からは、ミミズが顔を出します!

この土あっての有機茶なのだ!と参加者も納得。

 

 

2人の出会いは、今から20年前

「うまかお茶を作りたい」

 

製茶メーカー「水宗園本舗」八木社長(写真左)が、安全で美味しいお茶を求めて出会ったのが、鹿児島県知覧で有機栽培に取り組む「うまか有機銘茶会」の藤崎悟さん(写真右)。

一般的に“茶の有機栽培はむずかしい、美味しくない”と言われていた時代、藤崎さんは周りから「藤崎さんの畑には虫がいる」と笑われても信念を貫き、”美味しい”有機栽培のお茶を作り上げました。

2人の出会いと信念が、有機知覧茶を作り上げたといっても過言ではありません。

知覧茶にかける想いが強くつたわってきます。

丹精込めて作られたお茶は美味しくいただく!

美味しいお茶の淹れ方を教えていただいたのは、水宗園本舗の山口さん。

 

「茶器に入れたお湯を急須に戻します」お茶を淹れるお湯の温度が重要と話します。そして「うまみで溢れるお茶は、最後の一滴まで絞り出して!」

実演の後は、参加者の皆さんにもお茶を淹れて飲んでいただきました。

参加者からも「おいしい~」いただきました!

有機茶葉を使った加工食品

最近では、知覧有機栽培緑茶や抹茶を使った加工食品も続々と登場!

今後も、新商品の開発にも力を入れていきます!

最後に

20年前の「有機茶=まずい」という常識を打ち破り、何倍もの手間暇をかけて作り上げてきた、有機栽培の「うまか」緑茶。そんな生産者を、私たちが購入し飲むことで支え、未来へと繋げていきたい。そう強く感じた90分でした。

参加組合員からは、「鹿児島知覧茶のファンになりました」「安心安全なお茶を作るためにどれほどの手間と愛情がそそがれているのかがよく分かりました」などの感想がよせられました。