活動レポート

今まで会えなかった人ともつながりを|マギーズ東京見学・交流会

 パルシステム東京では2012年度から「ピンクリボン運動」として、がんに関連する企画を行っています。(パルシステム共済連たすけあい活動助成金助成企画)

 

 今年度の「ピンクリボン運動」では、今までの活動を振り返るとともに、東京・豊洲にあるがんに影響を受けているすべての人のための施設「マギーズ東京」をバーチャルツアーで紹介。マギーズ東京のスタッフと参加者がオンラインで交流する機会としました。(2021年1月30日(土)、参加者10名、マギーズ東京関係者4名、事務局5名で開催)

 

 パルシステム東京・西村陽子常任理事は「昨年までイベントも会議も集合開催が当たり前でしたが、今では画面上で行うことにも慣れてきています。オンライン企画は今まで出かけられなかった人も参加ができるというメリットもあります。きょうは皆さんにとって、たすけあう、支え合うということについて考える一歩となれば幸いです。」と開会のあいさつをしました。

当日の配信の様子

 

 


バーチャルツアーで一緒に見学

※当日のマギーズ東京資料より一部抜粋 

※当日のマギーズ東京資料より一部抜粋 

 バーチャルツアーでは、マギーズ東京共同代表理事・センター長の秋山正子さんと看護師スタッフがナビゲーターとなって案内。木のぬくもりを活かした開放感がある建物や、ボランティアの人たちが日々手入れをしている花畑、温かい笑顔で迎えるスタッフが映像で紹介されていて、見ているだけで癒されるようでした。

 

 がんに影響を受けている人の中には、遠方であったり体調に不安があるという理由で、マギーズ東京に出かけたい気持ちがあってもできないという人もいます。みんなが出かけられない今だからこそ、マギーズではバーチャル見学会のほかにも、体を動かすオンラインプログラム、電話やメール、オンライン会議システムなど使用した相談などにも力を入れており、マギーズで直接会っていた方はもちろん、会えていなかった人たちともつながることができたとのことでした。

マギーズ東京共同代表理事・センター長の秋山正子さん 写真提供:マギーズ東京

参加者同士、気持ちを共有する

 後半は少人数のグループに分かれて、マギーズ東京のスタッフと参加者で交流。がん当事者の方、ご家族、医療従事者の方など立場は様々ですが、それぞれの思いを少しずつ分かち合いました。

 

参加者からは、

 

「建物や施設周りのほかに、運営なさっている方たちのお人柄も知りたかったので、お話しぶりから安心できた」

「寒くコロナが猛威を振るう中、自宅で暖かく安全に参加できて良かった」

「交流会がグループ別で少人数だったので話しやすかった」

 

などの声が寄せられました。

 

 

 パルシステム東京は、今後も人と人とのつながりを大切に、さまざまな活動を行っていきます。

 

※マギーズ東京ホームページ

秋山 正子氏(Masako Akiyama)

秋山 正子氏(Masako Akiyama)

マギーズ東京共同代表理事・センター長 看護師

訪問看護師
(株)ケアーズ・白十字訪問看護ステーション代表取締役社長
特定非営利活動法人白十字在宅ボランティアの会理事長
新宿区介護サービス事業者協議会副会長
東京女子医科大学非常勤講師
厚生労働省がん対策推進協議会委員など