活動レポート

2020年度「子どもの甲状腺検診」

2020.12.21

パルシステム東京では、東京電力福島第一原子力発電所事故後、放射線被ばくによる子どもの健康への影響を不安に思う組合員の声に応え、2015年度から「子どもの甲状腺検診」を実施しています。原発事故から時間が経過するにつれて参加人数は減少していますが、「継続して受診したい」「パルシステムでの検診を続けてほしい」という組合員からの声が多数寄せられるため、2020年度もパルシステム東京組合員及び福島県からの都内避難者の子どもを対象とした甲状腺検診を行ないました。

 

開催日:①11 月 22 日(日) ② 11 月 23 日(月・祝)
時間:各日: 10:00~17:00
会場:①パルシステム東京新宿本部 4 階会議室
②貸会議室 Three Eight Nine MITAKA 会議室 4 階
参加人数:76家族 110名(内訳①33家族 48名 ②43家族 62名)

参加者アンケートより抜粋

毎年お忙しい中、福島から東京まで検診に来てくださりとてもありがたいです。パルシステムのスタッフの方々も毎回の企画や丁寧な対応をしてくださり感謝しております。私の周りでは、原発のことや甲状腺のことについて話題になることは全くありません。コロナのインバクトが大きいこともあり、震災や原発事故のことはみんな忘れてしまっているように見えるほどです。

毎年この検診を受ける時に、子どもたちと震災や原発のことについて話をするようにしています。子どもたちも大きくなるにつれて関心を持って話を聞いてくれるようになりました。東京にいる私たちに何ができるか、家族みんなで考えていきたいと思います。この度は本当にありがとうございました。

Aさん(匿名)

 

2020年度「子どもの甲状腺検診」の様子