活動レポート
石けんについて学ぼう!親子でヱスケー石鹸工場見学
2025.8.28
7月24日(木)ヱスケー石鹸株式会社 川口工場の見学をさせていただきました。
ヱスケー石鹸は、パルシステムオリジナル商品の「やっぱり石けん!」の洗濯用粉石けんや食器用液体石けん、「粉石けん水ばしょう」、その他「me・gu・ru[めぐる]浴用石けん」などを作っていただいている会社です。当日は親子も含め17名の組合員が参加しました。
会社のお話
ヱスケー石鹸は1918年(大正7年)創業。 国内での生産が始まった、約100年前から 「石けん」に携わってきた歴史があります。
はじめに営業部の滝沢様よりご挨拶があり、約100年前からはじまった石けんづくりの歴史や大切にしていること、商品のラインナップや特長について動画視聴しました。
その後、技術部の岸様より会社概要と「石けん」について、川口工場で製造されている石けんの製造工程、そして見学の際に注意してほしいことについてお話をうかがいました。工場は石けんの素地を作る現場と素地を加工する現場とに分かれており、素地を作る現場は50~60℃ほどの暑さとなるため、この日は加工現場のみの見学となりました。
お話を聞いた後は2チームに分かれて、帽子と白衣を身に着けて工場見学に出発します!
工場を見学
石けん素地を粉状から顆粒状にしていきます。これにより目や鼻への飛び散りをふせぐことができます。
自動充てん機で粉石けんを袋に詰めていきます。次々に袋詰めされていく粉石けんに立ち止まって見る人も。
袋詰めされた粉石けんも人の目で異常がないか細部まで確認してから出荷されます。
石けん素地から固形石けんになるまでの流れを設備を見ながら学びました。
押し出し機からでてきた石けんバーの大きさに驚きました。出来たての石けんバーは温かく、手で曲げられると話されていました。
石けんは1個サイズに切り分けられた後、型打ちして包装されます。型打ち機はイタリアから取り寄せた機械です。
石けんのもととなる素地の加工から充てん作業、袋詰めまで様々な工程を近くで見せていただき、驚きや発見が沢山ありました。
固形石けんの製造現場では、実際に押し出し機から出された石けんバーを触り、感触や香りを間近で確かめることができました。工場内をただようほのかな石けんの香りに、子供から大人まで癒されました。
商品のことだけではなく、夏の暑さや工場内の暑さで現場の人たちが熱中症にならないよう、冷房設備やファンの設置がなされているといったお話などもお聞きできました。
石けんについて学ぶ
見学を終えた後は技術部の岸様に石けんについて教えていただきました。
石けんは何から作られるのか、汚れの種類や石けんで汚れが落ちる仕組み、また水ですすぐと洗浄力を失うため肌の刺激になりにくく、自然界で分解もされやすいので環境に負荷が少ないことなどを学びました。
参加者からは「粉石けんのありがたさがよく分かった。」「海外から機械を輸入していると聞いておどろいた。」「石けんのにおいがすごいさわやかなにおいでした。」などの声がありました。
実際に見て質問できたことで、なんとなく知っていた石けんのことをもっと深く知ることができ、ヱスケー石鹸さんの石けんに込められた想いも感じることができました。
見学の受け入れをしていただき、ありがとうございました。

■公式YouTubeから工場見学の様子をご覧いただけます。
「ヱスケー石けん工場見学」の動画はこちらから