活動レポート
もっと魚を食べたくなる!「産直商品学習&料理教室(水産編)」を開催しました。
2019.10.22
10月22日(火・祝)、パルシステム東京は府中市市民活動センタープラッツにて「知って!食べて!伝えたい!パルシステムの産直商品学習&料理教室(水産編)」を開催しました。 講師にはシーボーン昭徳(佐賀県唐津市)の西木孝明さんを迎え、映像を交えた漁の紹介や魚の捌き方のデモンストレーション、水産産直商品のおいしい食べ方などをお話しいただき、魚の魅力を存分に味わう企画となりました。
参加者:20名
海の資源を守りながら魚を捕る 漁師のしごと
「九州産天日干しあじひらき」や「昭徳丸の塩さばフィレ」でお馴染みのシーボーン昭徳は2009年にパルシステムと全漁連の三者間で産直提携を結び、漁獲から製造、販売までを担っています。「原料がおいしくないと商品もおいしくならない。買い付けの段階から味を想像するんです」という買い付け担当の西木孝明さんの言葉からもわかるように、原料第一主義を貫いています。
シーボーン昭徳の漁は日本の200海里水域で行われる沖合漁業が中心。カーテン状に魚を囲い込み、2時間ほどかけて下を絞っていく「まき網漁」といわれる漁法です。「ゆっくり網を上げないと魚が窒息してしまいます。上がってきた魚はさらに手持ち網で少しずつすくいあげ、細かい氷がバランス良く混ざった水で冷却することで鮮度が決まります」
操業前には小さな魚群を捕獲してしまわないよう、操業前の試し釣りも欠かさないと言います。時折、九州弁が混ざる西木さんの熱いお話からは、海の資源を守る漁師の心意気や海上での匠の技を垣間見ることができました。
プロの技に思わず拍手!魚の捌き方をレクチャー
まずは西木さんがあじの開き、さばの三枚おろしをデモンストレーション。プロの技を見逃すまいと手元に目を凝らす中、日ごろ良く見るあじの開きになると、参加者からは自然に拍手が沸き起こりました。その後の参加者による実践では、講師として全国漁業協同組合連合会の渡邊さん、パルシステム連合会水産課の高木職員も加わっていただき、四苦八苦しながらも全員が捌き方をマスターできました。さらに今回の学習会は「お米」ともコラボ。同じく連合会産直開発課の増田職員から「無洗米は1回さっとすすぐ程度、普通精米はお米のぬめりが取れればOK。あまり研ぎすぎないで」とアドバイスがありました。
洗い物もらくちん♪水産産直商品で時短魚料理
魚料理が疎遠になってしまう理由の一つがグリルを洗うのが面倒ということ。今回はパルシステムの水産産直商品を利用してフライパン一つでできる魚料理を3品つくりました。 あじの開きは水と酒を適量加えて「あじの酒蒸し」に。さわらは小麦粉をまぶしてバターソテー、さばはカレー粉を混ぜた片栗粉をまぶして揚げ焼きにするだけという簡単レシピ。あっさりとした味わいの「青森つがるロマン」のお米といっしょにいただきました。
祝日開催ということもありご夫婦で参加された方も。土日のごはんづくりを担当しているお父さんからは「いつもパルシステムの魚を利用しています」と嬉しい声が。 他にも「干物は焼いて食べることしかしてこなかったので、目からうろこの食べ方でした」「美しい魚さばきが見られて感激です。イメトレしながら台所でも挑戦してみようと思います」「漁について全く知らなかったので、現場のお話が聞けてとても勉強になりました。これからも食べて応援します!」などの感想が寄せられました。
西木さんも登場!! 「繋がる思い 届ける安心~昭徳の産直 九州産天日干しあじひらき~」