活動レポート

東京の身近な自然を守ろう 井の頭公園で保全体験

2023.3.6

3月4日(土)井の頭恩賜公園にて、NPO法人生態工房の佐藤方博さん、後藤貴美子さんを講師にお迎えし、園内のハンノキ林区域の保全作業を体験させていただきました。

組合員10組16名、理事1名、職員2名が参加しました。

Youtube動画でもご紹介

 

 

開催の様子をレポート!

作業体験の前に佐藤さん、後藤さんよりハンノキや保全作業について解説いただきました。(右:佐藤さん、左:後藤さん)

ハンノキは湿地に生える木で、井の頭池やその湧水が流れていく神田川沿いにも点々と生えていますが、本日作業する場所は近郊では一番ハンノキが生えている場所とのこと。

東京ではたくさんの人が住むために開発が進み、そのためにハンノキが生える湿地が少なくなり、ハンノキは東京では絶滅危惧種となってしまいました。

 

井の頭公園のハンノキ林も、「林」というには少しさびしい印象を受けます。

実は2018年秋の台風で、ハンノキを含む背の高い木の多くが倒れてしまったのです。

その時の整備をきっかけに、ハンノキの価値が再確認され、林をしっかり再生しようという取り組みが始まりました。

 

井の頭公園の足元には湧水の地下水系があり、水位は季節により変わります。

ハンノキ林区域はもともとは窪地で、水位が高くなる時期に湿地になっていましたが、公園利用などの事情で土を入れたり、踏み固められたりして、湿地が無くなってしまいました。

そこで、堆積した土を掘り、別の場所に移し、元の状態に近づけることで、ハンノキが成長するのに適した環境を作ることになりました。

この作業に参加させていただき、組合員で力を合わせてお手伝いをしました。

作業の説明の様子

作業が進むにつれて、みんなで声をかけあうようになり、和気あいあいと土を掘ったり運んだりしました。

休憩なども挟みつつ、1時間程度楽しく作業をしました。

作業の成果はこちら。掘りだした土は園内の土が必要なエリアで利用します。

作業の後は、佐藤さんより改めてハンノキ林区域の水位の移り変わりについてパネルを使っての説明や、今後この区域の植物がどのように再生されていくのかなどの解説をしていただきました。

ハンノキ林区域と水が上がり下がりの様子を説明

埋まっていたプラスチック袋

また、このエリアは再生取り組み前にピクニックなどで利用されていたこともあり、掘り出した土には昔のお菓子の袋なども混ざっていたことがあるというお話もありました。

プラスチックは分解しないのでずっと残るんですね。

今日作業をした場所にまた訪れたとき、ハンノキの保全取り組みのことや自分が作業したなということを思い出してください。ぜひまた見に来てください。という言葉で締めくくりとなりました。

 

参加組合員からは、「講師の方の説明がわかりやすく、公園のハンノキなどの身近な植物の大切さや保全活動についてよくわかった」「アタマとカラダの両方を良く使えました。」

「土を掘るより運ぶのが楽しかった」「みんなで協力してできたのが良かった」など、参加してよかったという感想をたくさんいただきました。