活動レポート

大人の部活へようこそ!遊びごころde音読 ~思いおもいに読んで楽しむ@大人の音読タイム~

パルシステム東京は、子育て個育てワークショップの企画として、
7月13日(水)にパルシステム東京新宿本部で「遊びごころde音読」を開催し、
11人が参加しました。
今回、企画・運営を行ったファシリテーターが報告します。

 

*子育て個育てワークショップとは⇒こちらをクリックしてください。

感染症対策のなかで

新型コロナ感染防止のため、時間短縮と参加人数を制限しての開催が、今回で4回目となりました。

感染防止への配慮、短縮分の時間を計算しながらの進め方に、ようやく慣れて来たような…。  今回、人数制限を少し緩めていただくことが出来、未到着の2名の方を気にかけながら、11名の参加者とファシリテーター2名でサークルを囲みました。

そして自己紹介や簡単なウォーミングアップで緊張を緩めてから、2つのグループに別れました。

ひとりひとりの声の力

グループのテーブル席で、ここは教室ではないので、自分の好きなように読んで良いことなどの説明後、音読素材の下読みから始めました。

素材は皆さんがそれぞれの個性に合わせて選べるような文章を用意するのですが、長さをを揃えて魅力的な部分を切り取ることは悩ましくもあり、楽しみでもあります。

 休憩時間にフリートークで交流し、そしてサークル席に戻って、いよいよ一人ずつの音読となりました。

その時点で遅れていた1名の方が到着、驚きつつサークルの中にお迎えしました。下読みの時間がないままでの本番に心配したのですが、臆することなく場に溶け込んだ音読の声が響き、本当に音読が好きな方なのだと、嬉しくなりました。

 しかし人数が増えたことでの時間管理が至らず、一人ずつの音読修了までに時間が足りないと気づきました!!でもこのワークの醍醐味は、ひとりひとりの声で音読を楽しむことだと、皆さんの声に真剣に耳を傾けました。

そのあと今日感じたことを語っていただきましたが、終了時間を気にしながらの慌ただしさで、ファシリテーターの気持ちを語れないまま締めとなりました。そしてもっと時間が欲しいという思いが、次に繋がりますよう、お見送りをしました。

音読の場

皆と直に会い、好きなように語り合う場が制限された日々。家時間で音読を楽しむ方が増え、その楽しみが広がったように思います。

私自身は声を鍛えることで心が広がり、内向的な性格にも関わらず、ワークショップに取り組むファシリテーターとなりました。

 声は言葉が生まれる前からあった人間の根源的な力、人は声の力を使い、伝え繋がって行くことができる、これからも音読の場を作って行きたいと願っています。コロナ終息後には以前のように2時間半での開催に取組むつもりですので、その感覚も忘れず、参加の皆さんの希望も取り入れたり、より良い場になる工夫を常に心掛けたいと思っています。コロナ終息の日を待ちましょう。 

 

次回は10月13日(木曜)10:00~11:30 すみだ産業会館です
                 ⚘錦糸町駅〔JR総武線・メトロ半蔵門線⚘

詳細、お申し込みはこちらをクリックしてください。

       ※9月12日~申し込み開始

                                  《ファシリテーター :しばちゃん・かよこ(文責)》 

参加者の声

★はじめての参加でしたがとても楽しかったです。同じ作品を色々な方の音読で聴くと味わいが変わることを発見しました。

★6つの文章が、初見で読んだ後、参加者のいろいろな読み方、声で読まれるのを聞くことで印象がだんだん変わっていったのが、不思議に思えて良かった。

★とても楽しかった。こういった活動をされていることを、今回初めて知ったので取り組みがすばらしいなと思った。ご一緒した方の音読も参考になった。子どもに絵本を読ませる時に少しスキルアップした気がする。

*素材集内容*                                 

1.光るかみ このみち                 金子みすゞ〔童謡集〕
2.PLAN 75                    富永由紀 〔インタビュー〕
3.はせがわくん きらいや               長谷川集平 〔絵本〕 
4.妻のありがたさが身にしみる            三谷幸喜〔エッセイ〕
5.を                              東君平〔散文詩〕
6.プリズン・サークル               坂上香〔ドキュメンタリー〕