活動レポート
自由研究にピッタリ!夏休みこども科学実験教室
2025.10.8
8月2日(土)、小学生のお子さんを対象に、「夏休みこども科学実験教室」を開催しました。(午前・午後の2回開催、参加者25組55名)
昨年まではパルシステム商品検査センターの「ぱるあんしん館」で開催していましたが、今年は会場をパルシステム新宿本部に変更して開催しました。昨年同様、多くの方に参加していただき、子どもちは科学者さながらに実験を行いました。
実験前に「ぱるあんしん館」の説明
講師の説明に沿って実験を進めていきます♪
実験①ペーパークロマトグラフィーの実験
まず、カットしたコーヒーフィルターに赤と緑のペンでそれぞれ印をつけます。そのフィルターの端を水に浸すと色に変化が??
色の変化をじっくり観察!
数分後、色がこんなに分かれました!
色が分かれるのは、各インクに含まれる色素の親水性に違いがあるからです
水に溶ける色素は、コーヒーフィルターに吸い上げられる水の流れに乗って、フィルターの上部に昇っていきます。水に溶けない色素はフィルターの下部にとどまります。この、混合物から成分を分離・分析する技術をクロマトグラフィーと言います。
商品検査センターでは、この技術を利用してパルシステムの青果や加工品の残留薬剤の検査を行っています。
実験②サイダー作りの実験
次はサイダー作りの実験です。
カップに入れたハーブティーのティーパックにお湯を注ぎ、
砂糖を加え、混ぜながら溶かしていきます。
氷を入れて冷やした後、重曹やクエン酸を入れると???
色が次々に変化!
シュワシュワと炭酸が⁉
色が次々に変化して、炭酸が発生しました。色が変わるごとに子どもたちは驚きの声を上げ、色の変化を楽しんでいました。その様子を保護者の皆さんも微笑みながら見守り、最後には、自作のサイダーを皆で飲んで、実験で疲れた喉を潤しました!
実験頑張りましたね♪
美味しそうです!
重曹とクエン酸を入れると化学反応によって炭酸ガスが発生するので炭酸飲料になります。
また、色の変化は、アントシアニンという色素がアルカリ性(重曹)、酸性(クエン酸)によって色が変化する性質を持つため、見られる現象です。
最後に、みんなで記念写真!子どもたちは楽しみながら実験を行い、質問・感想タイムでも、多くの嬉しい言葉が!子どもたちの学びになって嬉しく感じます。ご参加いただき、ありがとうございました。
パルシステム東京では、今後も「食の安全」について、今回のような親子でいっしょに学ぶ機会をはじめ、多くの企画を実施していきます。
