活動レポート
いなぎめぐみの里山で森林保全活動 竹の間伐(入門編・実践編)を実施しました
2025.9.8
いなぎめぐみの里山で森林保全活動 竹の間伐(入門編・実践編)を実施しました
いなぎめぐみの里山の森林保全活動を実施しました。今回は6月の企画に参加した組合員の方の実践編。2回目なので準備も手慣れたもの。間伐や枝打ちなどまるでベテランのような手際良さでした。 今回の実践編では新たに応募された組合員の方も参加して入門編も一緒に開催しています。国内に里山は今も多く残っていますが、「里山を維持するために手を加えていく必要性」「何をすればいいのか」「手を入れないとどうなるのか」について身近に感じて知ることは、担い手が少なくなっていく中で今後もますます重要になっていきます。しかし都心に住んでいるとそのような場所や機会はなかなかありません。 いなぎめぐみの里山は都心から電車で約30分・駅から歩いて15分強という恵まれた立地にある貴重な場所です。パルシステム東京は今後もそのような体験ができる機会を作り続けたいと考えています。
まずは準備体操。実践編の方も入門編の方も一緒に準備しました。その後、実践編の方は本格的に間伐作業に入りました。
入門編の方はまずは森を知るための散策。元々あった森の木が竹に入れ替わっていく里山の状況とその対策について解説を聞きながら散策しました。
枯れてしまった在来の樹木は多いですが、土の中に残っていた 埋土種子から陽が当たるようになることで実生により再生します。そんな状況を 見るために急斜面の皆伐をした場所に全員で向かいました。春に切ったばかりなのにあっという間に草やツルが広がっていき、入るのもひと苦労です。
埋土種子から陽が当たることで生えてきた実生(みしょう)。草となかなか見極めがつかないですが、木の幹の部分がだんだんと茶色くなってくる事が見極め方の特徴です。埋土種子から生えてきた実生はなくなると再生しなくなります。あっという間に伸びてしまう草やツルとの闘いと保全。どのように折り合いをつけながら継続した活動ができるか今後も試行錯誤が続きます。