活動レポート
「いなぎめぐみの里山森林保全体験と竹工作」を開催しました
2025.6.11
6月8日(日)いなぎめぐみの里山森林保全体験と竹工作を開催しました。
元々は広葉樹が優占する里山が、いつの間にか竹が増え高く成長してしまい、陽が当たらずに広葉樹が枯れてしまいます。そのような事例はいなぎめぐみの里山に限らず各地の里山でも多く見られます。ヒト(人)が一度手を付けた里山は放置せずに手を入れ続けないと生物多様性が保たれなくなり、管理し続ける事で森が維持できるようになるのですが、誰が維持するかが問題にもなっています。
理由は少子高齢化や価格の下落で竹材や木材を生活の糧とする事がこれまで難しくなってきた事など複合的な要因があります。
今回の企画はなぜ間伐が必要かを学び、実際に竹の間伐を行うだけでなく、その竹を使ってけん玉やコップなどの竹工作をする企画となりました。小さいお子様から大人の方まで楽しみながら森を維持する事について考え、森林保全に関心を持つきっかけとして今後もさまざまな企画を考えていきます
企画の様子
竹の間伐
ノコギリで切ったあと、大きい竹がメリメリと音をたてて倒れていく迫力に圧倒されました
侵出しはじめた孟宗竹
元々は広葉樹が多く見られた里山が今は竹林に代わり、今は地下茎を通じて暖斜面や畑にも侵出し始めている状況について説明を受けました。確かに竹が1本出ています。そこからさらに…