基本情報

森農園(東京都町田市)

2020.9.22

東京都町田市にてつくった野菜を多摩センターの組合員へ

東京都町田市にて営農されている生産者の森さん一家。地元町田市を中心に多摩センターの組合員向けに、地場野菜セットとして、森さん一家が育てた野菜を予約登録制にてお届けしています。

森農園 森さんのおばあ様と森祐樹さん

森農園 森さんのおばあ様と森祐樹さん

森農園

東京都町田市の生産者。代々より当地にて営農されており、その始まりは600年ほど前から、とも言われています。2013年、先代の森政男さんの代より、パルシステム東京多摩センターへ地場野菜セットを出荷し始めました。その頃より政男さんの作業を手伝っていたお孫さんの祐樹さんが2020年に継承しました。

憧れだった就農そして祖父の跡を継いで

パルシステム東京に出荷し始めたのは2013年から。当時は森祐樹さんのおじい様、森政男さんが営まれていました。

その当時の祐樹さんは相模原市にある相模原麻溝公園にて、公園の管理業務やイベントの企画などを担われていらっしゃいました。農業を営むおじい様の手伝いをし始めたのは、パルシステム東京へ出荷し始めた頃からということです。

 

「物心ついた時から農業をやりたい、先祖代々この地で営農してきた家業を継ぎたい、と思っていました。一方で祖父は、一度たりとも私に対して『農業を継いでほしい』とは言いませんでした。

 

卒業後、すぐに継がなかったのも、『外に出て行って世間を見てきなさい』という祖父の言葉があったからです。そのような経緯から、公園管理の仕事をしばらくしていました。パルシステム東京に出荷し始めた頃から、祖父の手伝いをし始め、祖母も含め3人で営み始めました。」

 

その後、2020年にその政男さんが急逝され、祐樹さんが跡を継ぐことに。

 

「年明けも元気だっただけに、本当に急でした。畑は3月が準備のピークなのですが、その頃ですね、祖父の具合が急に悪くなったのは。

 

祖父が亡くなってあらためて、その偉大さを感じています。いろいろと細かいところまで手をかけていたことなども今になって初めて分かり、こんなことまでやっていたのかと、あらためてすごい人だったなとしみじみ思います。

 

今はおばあ様に加え、昼間お勤めされている祐樹さんのお母様が出勤前に毎朝、収穫作業などを手伝ってくださっているとのことです。

 

都内とは思えない自然あふれる森農園を望む

都内とは思えない自然あふれる森農園を望む

都内とは思えない自然あふれる森農園を望む

先代の森政男さん

生まれ育った地への想い

祐樹さんは生まれも育ちも当地とのことです。

 

「子どもの頃から農業を身近に感じて育ってきました。小、中、高ずっと地元です。大学だけはやや遠方でしたが、ここから通学していました。

 

きちんとした記録が残っていないのですが、600年ほど前からこの地で先祖代々営農してきたようです。

生まれ育ったこの地で先祖代々営んできた家業を継ぐことができて幸せです。」

組合員のみなさんに向けて

「予約登録制のため、決まった数量を出荷することができます。これは大変ありがたいことです。

 

一方で、予約登録制ゆえに一定量を作らなければならないというのが他の小売店さんとの大きな違いであり、正直、苦労も伴います。一般小売店などへの出荷は、収穫できた分だけ出荷すればよいので、収穫量が少ない場合でもなんとかなりますが、パルシステム東京への出荷は予約登録制であることから、そうはいきません。」

 

物静かな祐樹さんですが、予約登録をしてくださっている組合員へ新鮮な美味しい野菜を届けたい、そんな熱い想いが伝わってきます。

 

「野菜づくりは土づくりから。有機肥料にこだわり、農薬の使用は極力減らすように努めています。

新鮮でおいしい野菜を是非みなさんに食べていただきたいので、これからも家族皆で頑張ってみなさんに届け続けたいですね。

ただ、天候に左右されてうまく野菜が育たない時もありますが、そのような時はご容赦ください。

人気のししとうの生育の様子

人気のししとうの生育の様子

人気のししとうの生育の様子

圃場脇におかれた養蜂家の巣箱 自然豊かな森農園ゆえの光景