お知らせ

21年間でのべ260団体に総額1億円超え | 7/1公募受付開始!総額 500 万円を都内で活動する市民団体に助成

パルシステム東京は7月1日(水)、東京都を主たるエリアとして活動している(又は活動を予定している)市民団体を対象に総額500万円を助成する「市民活動助成基金」の申請受付を開始します。

 

本助成金は、助成事業に合致した物品の購入費用や事業立ち上げに要する費用などのほか、活動・事業に要する人件費等の運営費用を使途目的とすることができます。

パルシステム東京では、組織を越えた自主的な市民活動を資金面で応援すること、また市民活動とのネットワークを広げることを通じてよりよい地域社会作りに貢献することを目的として、組合員が商品やサービスを利用することでうまれた剰余金をもとに、誰もが安心して暮らしていける社会と地球環境をめざす市民活動を資金面で支援しています。

1998年から2019年までにのべ260団体、総額約1億112万円を助成しました。

■「市民活動助成基金」公募概要

(詳細はパルシステム東京HPにて7/1(水)公開予定)

公募期間

2020年7月1日(水)~31日(金)17:00必着

対象団体

・東京都を主たる活動エリアとし、活動している又は活動を予定している市民団体であること

・団体の規模及び法人格の有無は問いません

     但し営利団体、宗教団体、趣味等に関する団体及び政治団体、

     法令等に基づく行政庁の処分に違反する事業活動等は除きます

・申請は1団体1申請に限ります

助成金額

総額500万円  ※ 上限50万円、10万円コースがあります

使途目的

・助成事業に合致した物品の購入費用の全額又は一部

・活動・事業に要する運営費用の一部

・事業立ち上げに要する費用の一部

応募方法

申請書のほか、必要書類を郵送等にて提出

※ 持ち込みは受け付けていません

問合せ先

パルシステム東京

 組合員活動サポートライン TEL:03-6233-7607(月~金/9:30~17:00)

 市民活動助成基金事務局 paltokyo-shimin@pal.or.jp

 


2019年度助成団体を対象にメールを通じてアンケートを実施!

全世界的に広がった新型コロナウイルス感染症によって、医療や経済をはじめ、一般市民の暮らしにも様々な影響が出ています。

 

地域に根差した活動を行う市民団体への影響も多岐にわたっていることから、パルシステム東京では本年度の市民活動助成基金の申請受付開始に先立ち、2019年度助成団体(15団体)を対象にメールを通じて緊急アンケートを行いました。

 

以下、各団体からお寄せいただいたリアルな声の一部をご紹介します。

※ 6/5(金)~14(日)実施。11団体から回答内容より一部要約。各団体の許可を得て転載しています。

新型コロナウイルス感染症による影響について

コロナ禍で、失業・休業している方が増え、食品支援の申込も通常の3倍ほどに増大し、対応に追われています。フードドライブが実施できない状況が続き、食品が足りなくなるのではと心配していますが、一般の方々の寄贈をお願いしたり、個人の方の事務所持ち込みなどのおかげで、なんとか凌いでいます。ただ、増大した仕事量や食品量を処理するだけのスペースが不足しており、喫緊の課題は保管場所・作業場所の確保です。

▶ 特定非営利活動法人フードバンク八王子えがお

 http://fb8egao.com/

この間、食品企業様をはじめ、隣接市の給食センターからの野菜の大量在庫やテーマパークからのグッズの寄贈などがあり、児童福祉施設から反響がありました。また、各家庭からも毎日のように食品が届き、食材の入荷・整理作業が頻繁となったことから、以前は週3回ほどだった作業日がほぼ毎日に。フードパントリーも、コロナ以前は月10件ほどであったのが、3月に37件、4月には71件、5月には183件と倍々の申込数となり、箱詰め作業と運搬作業で追われ続けています。

▶ 特定非営利活動法人フードバンクTAMA

 http://foodbank-tama.com/

生活困窮がじわじわと広がることによって、今後、住まいを失う人が増える可能性があるため、当会としてシェルターの新設を準備中です。貧困の問題は、LGBTだけに限ったことではなく、引き続き、その他の生活困窮者支援関係機関や行政と連携しながら取り組んでいく予定です。

▶ LGBTハウジングファーストを考える会・東京

 https://lgbthf.tokyo/

何かあった際に相談しやすいように、新型コロナウイルス感染症に関する多言語情報などを参加者(*日本に逃れてきた難民および難民申請者)へメールで定期的に発信しました。また、参加者の中でも特に孤立や困窮が懸念される人のところへは、スタッフが家庭訪問して様子を伺うなどしています。今後、感染防止対策を徹底しながら、グループアクティビティを再開していく予定です。

▶ 一般社団法人ミナー

 https://mina-a.jimdofree.com/

集会・デモができなくなり、一時は活動がほとんど止まってしまいました。オンラインでの署名・要請行動に切り替えて、オンラインでの学習会も実施しました。学習会は、普段参加できない遠方の方を含め、通常の集会よりも多くの方に参加していただいた点がよかったと思います。リアルの集会や学習会が再開できるようになっても、オンラインでの集会や学習会を意図的に挟んで継続していきたいと考えています。

▶ 原子力規制を監視する市民の会

 http://kiseikanshi.main.jp/

転送電話で相談電話の対応を継続しました。初めての方から、『病院に行けないが緊急性があるか?』などの問い合わせの電話に対応しましたが、その場で答えるほうがよい内容で無料相談となり、収益には結びつかないものが多かったです。また、事務所を閉めたため、毎年5月の広報誌の発行が大幅に遅れ、寄付金活動が遅れました。また更新手続きの案内も遅れ収入が減っています。

▶ 目と心の健康相談室

 https://metokokoro.jimdo.com/

「市民活動助成基金」による「パルシステム東京」とのつながりについて

財政基盤が弱い当会活動に対して助成をして頂き心より感謝申し上げます。助成金の伝達式で理事長、委員長様の御団体の助成の基本的な取り組み姿勢のお話が聴けたことや、私共の会(代表自宅事務所)へご訪問頂いた際の、専門家でもある各理事の方々のアドバイスやご指摘など大変参考になりましたし、直に交流が出来て感謝しております。伝達式はこれまで未知の他の諸団体の多様な活動に触れる機会でもありました。

▶ 高次脳機能障害者 小金井友の会 いちごえ会

 https://ichigoe.org/

機関誌『わいわい』に掲載していただいたことで、新しい参加者が得られ、お問い合わせもいただきました。広く私たちの活動を知っていただく機会が得られ、感謝しています。

▶ 特定非営利活動法人 成年後見ウィル

 http://npowillhp.livedoor.blog/

小さな会で、これまで参加費のみで運営していたが、助成金を受けられたことで一息つくことができ大変ありがたかったです。申請にあたって、運営の見直し、今後の方向性などの確認もできてよかったと思います。

▶ 発達障がいと精神障がいのある子供を持つ親の会

江東区からの通達で、3月から感染予防のために開催休止していましたが、6月末からの再開を検討しています。地域の様々な方たちに、私たちの活動を知っていただく機会が広がることを期待しています。

▶ ご近所ミニデイ ゆらり

とても影響力があるので、その効果に期待しています。今後は事務連絡だけでなく毎月メルマガなどで助成団体や貴団体の取組み、募集している事柄などの配信があると動向がわかるのでありがたいです。

▶CRC日本

 https://crc-japan.org/