栄養士が考えた幼児食レシピ「ぱる★キッズごはん」2月号

立春を過ぎ、暦の上では「春」ですが、もう少し寒い日が続きそうですね。

そんな時季におすすめしたいのが発酵食品。酵素の力で血行促進や新陳代謝を促してくれる発酵食品は、体を温める効果があると言われています。

２月の「ぱる★キッズごはん」では「発酵食品」の中から「味噌」を使ったおやつをご紹介します。

※園では離乳食完了後、幼児食対応園児に提供している献立となります.

栄養士からのプチ情報◇大豆のひみつ◇

「発酵食品」としてパワーを発揮する“味噌”ですが、実は原料の「大豆」も栄養豊富な食材。

大豆は体内で生成できない※必須アミノ酸「リジン」を多く含みます。

お米にはリジンが少ないことから、大豆と一緒に食べるとアミノ酸の栄養バランスを保ってく

れます。それぞれの食材や特徴、栄養素に合わせて日頃の食事にも取り入れられると良いです

ね。

※アミノ酸・・・私たちの体には必要不可欠な『たんぱく質』の原料

園で使っている味噌は、新潟県上越市の「竹直味噌」。

竹直味噌は、ぱる☆キッズ給食の「お味噌汁」を支える味噌でもあります。日頃から「おかわり！」の声が止まらないほどお味噌汁が大好きな子どもたちなので「味噌クッキー」が大人気メニューになるのも納得です♪

実はこの「味噌クッキー」、使用した味噌の種類によって風味や味が変わるのも楽しいところ。ご自身のお気に入りの味噌はもちろんの事、ご家庭で味噌から手作りして、材料として使うのもおすすめです！

「おいしい～！」「うま～い！」と、おかわりまで完食した子ども達です！

お味噌ならではの香ばしさと塩気が、クッキーの甘さを引き立てます。

中には両手に持って一生懸命口に運ぶ様子も見られたりと、甘さとしょっぱさのハーモニーにやみつきになっていました！「おはなのかたち！」「まる！」「さんかく！」クッキーの形も楽しみながら、にぎやかなおやつタイムとなりました。

パルシステム東京では「産直大豆のドライパック」を使ったかんたん味噌作り動画もご紹介しています。是非参考にしてみてくださいね。

パルシステム東京と30年以上の交流がある“新潟県上越市”産の大豆と酒米（五百万石）で作った麹が原料の「竹直味噌」。

ぱる★キッズで毎年恒例となっている「バケツ稲」の活動では、2022年度は上越市から苗を分けていただき、竹直味噌の麹の基となる「酒米（五百万石）」の生育にもチャレンジしました。産地とのつながりを感じられる活動を今後も続けていきます。