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生協からのお知らせ

JAえちご上越公開確認会 中級監査人講習会を開催しました。

2012年07月03日

2012年6月26日(火)パルシステム東京 新宿本部において、公開確認会中級監査人講習会を開催しました。

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生産者を含む45名が参加しました。(パル東京・組合員17名、職員6名、パル茨城・組合員1名、パル埼玉・組合員1名、パル千葉・組合員1名、パル神奈川・組合員1名、生産者7名、アドバイザー4名、連合会3名、ジーピーエス4名)

公開確認会監査人制度とは、パルシステム独自のもので、公開確認会で監査を行う資格を与える制度のことです。この資格は公の資格ではありませんが、パルシステムが生産者と消費者の交流を図る目的で、実際に組合員や職員が生産地で監査を行います。原状では、このような取り組みをしている団体は、まだ少なく画期的な取り組みだと思われます。監査人は多ければ多いほど、いろいろな角度から監査が出来るので、今後もこのような講習会を継続していく予定です。

 

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講習会は、吉森理事長の開会の挨拶から始まりました。続いてJAえちご上越・(有)謙信の郷の生産者の方々と、アドバイザーとして参加戴いた(有)リーファースの皆さんの自己紹介がありました。

 

パルシステム生活協同組合連合会 産直推進部の高橋部長を講師として、パルシステムの産直への取り組み方の話がありました。

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  • 安全・安心な食べものを手に入れるためには、消費者と生産者の協同がなによリ大事 である。
  • 生産者と共に消費者もレベルアップしていくことが必要である。
  • 生産者の立場を理解する。確認した事実のみが大事。監査はアラ探しではない。
  • お米は1年に一回しか収穫が出来ない。いろいろな取り組みをしても、結果がでるのには3年ぐらい掛かる。お互いに永く付き合う事が必要。
  • 今ある農業のことを監査するだけでなく、どのような事に取り組んでいるか、どのような結果を望んで取り組んでいるかを監査することが大事である。
  • 良い取り組みについては、消費者に必ず伝える。
  • 監査シートは資料が膨大なため、みんなで分担し、決して監査人が全部を抱え込まないようにする。担当以外のものについては、気付いた事だけを書く。

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監査人の心構え。 食と農を結ぶ「産直案内人」となることを目標とします。

  • 公開確認会の位置付けや役割を深めます。
  • 生協、産直を取り巻く農業情勢について共通理解を深めます。
  • 有機認証の検査手法や、法律的な知識を参考に、監査人としての技能を深めます。
  • 栽培管理記録など、各種の帳票の監査の仕方に理解を深めます。

監査の仕方について

  • 実際の生産者からヒヤリングをする。(裏づけをとる)
  • 実際に生産者が作業をしている記録を確認する。(除草剤を使用していないかなど)
  • 仕組み(システム)が生産工程管理規程を担保するに相応しい仕組みになっているか。
  • 直接、生き物調査などをしてみる。(現場で確認してみる)

現場確認のポイント(良い見学会の心得)

  • 土づくりを観察する。(土を踏む)
  • 害虫がいないかみる。病気になっていないかを見る。病気になっているものにはどう対処するかを聞いてみる。
  • 農薬に変わる手段として、どのような工夫をしているか。
  • 農薬を使わなくても、回りで使っていると飛んでくる。その場合の対策はどうしているか。
  • 生産者から、どんな工夫をしているかを聞いてみる。(生産者の方は、口下手な方が多いので、うまく話を引き出す工夫をする。)

最後に、「昔の生協は農薬を減らしてくれとだけしか言わなかった。双方で提案型の意見を言い合って、生産者と消費者が共に協同していく事が大事。」と締めて、パルシステムの考え方・監査人の心構え・監査の仕方についての講義を終了しました。

 

 

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続いて、生産者の方からプレゼンテーションがありました。 初めに、JAえちご上越頸北営農生活センターの佐藤常治さんが、頸北営農生活センター管内の主な稲作関係組織・化学合成農薬・化学肥料使用量・JAS有機認証・生産工程管理規程などのJAえちご上越の概要をお話頂きました。次に、草間 和幸さん(JAえちご上越やよいフィールドスタッフ代表)が、稲シーズンの田んぼの仕事を細かくお話して戴きました。3月は種の温湯消毒、4月は種まき・肥料散布・育苗ハウス作り・田んぼを耕す、5月は苗を育てる(この時期が一番重要、プールで育苗を行っている)・代かきをする・田植えをする、6月草刈をする、7月稲に肥料を散布・有機圃場の現地確認・害虫や病気を調べる、8月早朝に稲の花が咲く・穂が色ずく、9月みのり・稲刈り、10月コアフード米の出荷。この有機栽培で一番の強敵は、雑草除去だそうです。雑草が増えると稲が弱くなり収量が減り、病気が増えて次年度の種の確保が困難になるとの事です。この対策として、秋代冬水という技術を開発しました。(前年の10月から耕起代かきを行い、イトミミズの糞によりとろとろ層をつくる。このとろとろ層が、長期間抑草してくれるので、雑草の発育を抑えてくれるという技術。)有機栽培で、良いお米を作るには、稲刈りが終わるまで、こまめに雑草を刈らなければなりません。また、日本農林規格登録認定機関 赤とんぼの講習会を受講しており、厳しい生産工程管理規定を遵守した有機栽培を行っていますとの事でした。

 

(有)謙信の郷 金谷 武志さんからは、生産におけるポリシー・栽培基準・JAS有機認証(有機農産物の日本農林規格に則り生産されたJAS有機米と認証されたもの)・BM生物活性水・お米ができるまで・田んぼの生き物たち(田んぼに水が入ると夜はカエルの大合唱が始まる)・生産者の想い(自然豊かなふるさとへの想い・食の安全に対する信念・消費者の皆様への想い)などをお話し戴きました。個々の生産者が持てる資源と知識を最大限にいかし、最高の品質のお米を消費者の皆さんに届けるべく努力をしています。そのような切磋琢磨の中で、情報交換を蜜にすることで、グループ全体のレベルアップを計っていきますとのお話がありました。

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プレゼンテーション終了後、質疑応答を行いました。 質問者からは、農薬の使用量が66%減というグラフが分りずらい、JAS有機栽培米と無農薬・無科学肥料栽培米の違いを教えて欲しい、農薬の種類について教えて欲しい、化学合成農薬4成分のうち3成分は除草剤との事だが、箱殺虫とはどんな農薬ですか、秋代冬水に変えてからどんな効果があったかなど、様々な質問が出ていました。

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午前中の講義終了後、皆さんでお弁当の昼食をとりました。昼食を取りながら各自自己紹介を行い、和やかな昼食会となりました

午後は、4グループに分れ、グループワークを行いました。アドバイザー(オーガニック検査員)の有限会社リーファースさんが、中心になり帳票の確認・監査マニュアルの見方を指導して頂きました。

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最後に各グループの代表が、監査所見報告を行いました。(事務局より報告は端的に3分程度にしてくださいとのことでした。実際の公開確認会でも3分位なので、その練習も兼ねていますとの事でした。)
今回の中級監査人講習会は、さらに公開確認会を充実させ、監査内容のレベルアップをはかる目的で開催されました。また、7月12日・13日に公開確認会が行われるため、事前学習会を兼ねて行われました。

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最後に、ジーピーエスの安原氏・岩崎理事が「日々レベルアップする生産者の技術に取り残されないように、消費者もレベルアップを目指し、さらに勉強をしていかなくてはならない。そのためには、このような講習会の開催が必要です。」と、講習会の意義を語り閉会しました。

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