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生協からのお知らせ

パルシステム東京は「BSE対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審査結果(案)」に対し、反対の意見表明を行ないました。

2013年05月08日

5月8日(水)、パルシステム東京は内閣食品安全委員会が募集しているパブリックコメント「牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審査結果(案)」に対して、規制緩和を推進する審査結果であることから消費者として反対の意見表明を行ないました。

pdfで見る 意見書


2013年5月8日

内閣府食品安全委員会事務局評価課 御中

生活協同組合パルシステム東京
理事長 吉森 弘子

牛海綿状脳症(BSE)対策の見直しに係る食品健康影響評価に関する審査結果(案)についての意見書

  私たちパルシステム東京は『「食べもの」「地球環境」「人」を大切にした社会をつくります』を理念に掲げ、食の安全を大切にしてきた約43万人の組合員を擁する生活協同組合です。
  草食動物である牛に肉骨粉を給餌した事で病気が拡大し、消費者は牛肉の買い控えや加工食品に含まれる牛由来原料への不安などBSEの恐怖に襲われました。国産牛に関しては全頭検査・SRM(特定危険部位)の除去と飼料規制の徹底により安心して食べられるようになりました。しかし、非定型のBSE などはまだ原因が究明されておらず、飼料規制の徹底だけでは対策は不十分であり、検査対象月齢とSRM除去が30ヶ月以上に緩和された事は非常に遺憾に思っています。また、海外の中で特に米国の対策に関しては歯列による月齢管理や1%以下というごくわずかのBSE検査、牛肉骨粉を鶏豚へ給餌している現状から今年2月に30ヵ月齢に緩和した事で安心して輸入牛を食べる事が出来なくなりました。
  今回、貴委員会から出された我が国の検査対象月齢の引き上げに関して、科学的論拠での意見や参考資料の提供ではありませんが、消費者としての意見をお伝えしたいと思います。

  1. 4月の緩和に関しての検証がされていない
    前回の国内措置・国境措置の検査対象月齢とSRMの範囲の評価を終えた上で今回のリスク評価を行なうとなっております。前回の評価を検証された上で次の評価がなされると思っていますが、たった1ヶ月程でどんな検証がされたでしょうか?消費者にとっては2月に緩和されてすぐに出された今回のリスク評価結果という事で不安が増大しています。
  2. TPP参加のための緩和ではないのか
    今回のリスク評価は国内措置の検査対象月齢だけですが、次に国境措置の月齢制限があり、その場合は輸入の対象月齢だけでなくSRMの範囲も含まれる物と思います。TPP参加に向けた結果ありきの評価がなされるのではないかと貴委員会に対して消費者は不信感を募らせています。米国の飼料規制や検査の現状に則した信頼できる評価を行なってくださる事を切に願います。
  3. リスクコミュニケーションの形骸化
    双方理解を深めるためのリスクコミュニケーションの場を設けて説明をして頂いている事に感謝します。しかしながら、消費者からの不安の声に対して耳を傾けて頂いているとは思えません。科学的知見での意見や情報のみしか受け入れないのであれば、いち消費者が参加し意見を伝える事は非常に難しく、せっかくのリスクコミュニケーションの場が形骸化していると思わざるを得ません。
  4. 更なる飼料規制の徹底
    飼料規制は定型のBSE対策に関して非常に有効であると評価しています。今後も更なる管理の徹底が必要だと思います。また、米国を含む海外の飼料規制に関しても管理の強化により消費者の不安の声に応えていただきたいと思います。その為にも、貴委員会から関係機関に対して管理の徹底の要請を行なうなど働きかけをしてくださるようお願いします。
  5. 原因不明の非定型には予防原則で
    非定型のBSEの原因が未だ解明されていない現在、たとえ発症した牛の殆どが高齢牛であったとしても国民の健康を一番に考えた場合、予防原則に則って評価をしていただける事を願います。

以上

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