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平和

2008年度平和カンパ使途報告~「イラクの白血病の子どもたち」支援報告書~(日本国際ボランティアセンター)

2009年07月06日

 

イラクの白血病の子どもたち
 イラクでは、1991年の湾岸戦争と2003年のイラク戦争によって大量の劣化ウラン弾が使用されました。この間白血病を含む小児がんの発症率が急激に増加したが、その原因は劣化ウラン弾によって放出された放射能の影響だといわれています。今でもイラクでは薬剤、医療機材、専門の医療従事者の不足から、多くの患者が治療を受けることなく、また治療が十分に行えないために命を失っています。

JVCの白血病の子どもたちへの支援
イブン・アシール病院 JVCはイラク戦争直後から白血病の子どもへの医療支援をはじめ、2004年には小児がん医療支援に関心のある7団体とともに日本イラク医療支援ネットワーク(JIM-Net)を立ち上げました。このネットワークを通して支援活動を行うことで、白血病の子どもたちへの支援を高い専門性を持ち、効率よく、継続的に行うことをめざしました。現在JVCはJIM-Netとともにイラク国内4つのがんの専門病院対してがん治療薬剤、医療機材の供給や医療従事者の研修を行っています。4つの病院とは、モスルのイブン・アシール病院、バグダッドの子ども福祉教育病院とセントラル小児教育病院、バスラの母子保健病院です。

イブン・アシール病院への支援
 2008年度パルシステム東京の平和カンパでいただいた支援金はイブン・アシール病院への医薬品支援に使わせていただきました。イブン・アシール病院はモスルでがんの治療のできる中核病院です。147床の小児病院で内がん病棟は25床を備えています。イブン・アシール病院では2007年10ヶ月間で新規小児がん(脳腫瘍を除くすべて)患者111名だったのに対し、2008年は9月時点の統計では、9ヶ月間で110名の患者が受け入れました。急性リンパ性白血病の患者は2007年1月から2008年9月までの総計で70名。うち5名(7.1%)が治療早期に死亡しました。また5名が治療を自ら中断し通院しなくなりました。しかしそれ以外の患者は継続的に治療をうけることが可能になっています。

パルシステム東京からの支援
 白血病の治療は、10種類以上の抗がん剤、抗生剤を取り混ぜて使用します。2-3年の間、何回も抗がん剤投与を繰り返す必要があるため、抗がん剤の供給が途絶え、投与が中断すれば患者の治療に大きな支障をきたします。今回パルシステムの平和カンパでは2009年度2月分の抗がん剤や抗生剤約5種類を提供できたため、患者が継続的ながん治療を受けることを可能にしました。

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