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平和

2008年度平和カンパ使途報告~「ベトナムの山村のこどもたち」支援報告書~(日本国際ボランティアセンター)

2009年06月29日

 

1. 事業名:ベトナム・ホアビン省住民による村作り

2. 実施地域:ベトナム社会主義共和国北西部ホアビン省タンラック郡内
3村(ナムソン村、バクソン村、ディックザオ村)

3. 活動概要
 JVCが活動しているホアビン省は山岳地域です。ここに住む人々の多くは少数民族であり、狭く傾斜が激しい農地を利用しながら、生計を立てています。山岳部の豊かな森や小川の恵みは、人口増加や現金収入源のための乱獲によって減少し、以前のように少数民族の人々の生活を支えることができなくなってきています。また、人々は深刻な土壌流出問題に直面していますが、傾斜地を適切に使う農業技術と情報の欠如などにより、土壌流出を防止できず、作物の収量低下や大規模な土砂崩れなどが生じています。
 JVCは、ベトナムのホアビン省タンラック郡における3つの行政村(バクソン村、ナムソン村、ディックザオ村)を対象に土壌流出防止に関する活動、食料自給の向上に関する活動などを実施してきました。

1)土壌流出防止のための活動
 バクソン村、ナムソン村の32世帯に土留めになる樹種(みかんの木など)とマメ科の植物を支援しました。すでに実践している世帯が他の世帯のモデルとなり、種子や経験を共有しながら、土留めの技術が広まっていくことが期待されます。また、すでに共有林に植林を行うための苗畑を設置しました。

2)食料自給の向上のための取組み
 食料自給の向上のためにJVCはアヒルや魚を水田に放しておこなう稲作技術など取り組んできました。2008年度はJVCからはアヒルや魚を支援しませんでしたが、バクソン村、ナムソン村、ディックザオ村では、多くの世帯が3つの農法を自分たちの力で実践しています。JVCが紹介した農法によって米が丈夫に育ち収量が良かったと村人が感じていることがわかりました。また以前から村人の要望が高かった稲の病害虫に関する研修を実施しました。

jvc
(C)日本国際ボランティアセンター

ナムソン村ブオン集落に住む23歳のテインさんは2人の子どもと奥さんに美味しい魚を食べさせたいと思い、魚水稲同時作に取り組んでいる。他の水田と比べると稲の収量も上がり、土も良くなるという。「今年は稚魚を市場で買わなくても済むようにしたい。」と抱負を語っていた。
【ナムソン村:2008年9月】

 本事業でやってきた取組みは、村人の手でこれからも実施していけることを確認し、引き続き技術や農業に関する情報提供についてはホアビン省の行政に移管し2009年3月末で終了しました。これまでのあたたかいご支援、本当にありがとうございました。

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