お知らせ

2022年 新年のごあいさつ

2022.1.1

パルシステム東京の理事長から、新年のメッセージをお届けします。

もう一歩先の未来へ 希望をつないでいきましょう

パルシステム東京理事長:松野 玲子

パルシステム東京理事長:松野 玲子

青森県生まれ。2021年度、『わが家の常備菜セット』を初めて作りました。今まで少なかった魚料理のレパートリーが広がっただけでなく、野菜もしっかり摂れ、一石二鳥でした。

パルシステム東京は、多くのみなさんに支えられて、新年を迎えることができました。パルシステム東京に関わるすべてのみなさまに、心からお礼を申し上げます。

2021 年は新型コロナ感染症の影響で行動制限が続きましたが、みんなで一歩ずつ歩みをすすめてきました。くらしを支える事業では離れて暮らす人に商品を送る『パルのはこ』がスタート。活動では、産地交流や、平和や環境の学習会、組合員企画でオンライン開催が定着しました。また、困窮者支援では予備野菜提供がさらに広がり、お米の緊急支援も実施できました。

昨年このコーナーで書いた「こんなときだからこそできることを、ともに考える一年にしたい」という願いが、一人ひとりの思いの積み重ねとリンクしてかなったのだと、うれしく思います。

感染症が広まって3年目、生活困窮者や地域格差など、日本の課題がいくつも浮き彫りになりました。地球温暖化防止への具体策もすすみません。

それでも消費者としてできることがあります。

それは一人ひとりが選ぶことです。「環境に配慮した商品を選ぶ」「あふれる情報から真実を選ぶ」「関心のある課題を調べる(ことを選ぶ)」「おかしいことはおかしいと言う(ことを選ぶ)」などなど。約52万人の組合
員がくらしのなかでしっかり選択をすることで、社会は変わっていきます。楽観視はできませんが、力を集めれば社会は動くのです。

 

今、若者を中心に地球環境問題への関心が高まっています。IT を駆使して広がる勢いのあるアクションには、目を見張るばかりです。社会に対し無力感を抱いているといわれる若者が動き出したことは、大きな希望です。次世代に重い負荷を残してしまうおとなの一人として、彼らの言葉に謙虚に耳を傾けつつ応援し、私たちなりの活動を続けたいと思います。


海外の問題に取り組む学生団体のメンバーとNGOなどが参加したシンポジウムでは、前向きな意見や質問が続いた

商品検査センターによる「親子科学実験教室」もオンライン。サイダーの実験を絵日記にするなど、夏の思い出となった

6 ~ 7月は「環境キャンペーン」。石けんや酸素系漂白剤などの有効性や商品の使い方も動画配信でアピールした