お知らせ

~コウノトリも飛来!新潟県上越市『棚田米コシヒカリ』の産地より~

2024.6.20

いつも『棚田米コシヒカリ』を召し上がっている皆様へ

新潟県上越市の"ファームみなもと"さん

新潟県上越市の"ファームみなもと"さん

いつも、予約登録米『棚田米コシヒカリ』を食べていただき、ありがとうございます。

こちらのページでは、生産者である、新潟県上越市の”ファームみなもと”さんを通じて、よしかわの景色、お米作りについて伝えていきたいと思います。

ご飯を召し上がっている際に、自然豊かで美しい産地のことを少しでも思い出していただければ幸いです。

環境にも配慮した「永田農法」で栽培

“ファームみなもと”さんの予約登録米『棚田米コシヒカリ』は、中山間地域の棚田で収量より食味の良さを追求する「永田農法」(別名:スパルタ農法)で特別栽培米のコシヒカリを生産しています。一般の栽培基準より化学肥料は9割、農薬は8割削減しているため草取りなど膨大な労力がかかりますが、「おいしさと健康につながる」との信念を持ち、地域の環境にも配慮しています。

水鏡のように空を映す夕暮れ時の棚田

水鏡のように空を映す夕暮れ時の棚田

田んぼで元気に生活するオタマジャクシ

田んぼで元気に生活するオタマジャクシ

田んぼで元気に生活するオタマジャクシ

我が子のように苗の様子を見守る中村さん

皆様にお届けする今年の新米の田植えが終了しました。

4月頃には、稲の苗を植える前に、かたくなった土をトラクターで耕します。空気を含め土を柔らかくすることを「田越こし」、田んぼに水を入れて水がいきわたるよう平にする「しろかき」を行いました。

そして、5月下旬頃、皆様にお届けする新米の田植えを終えました。

田植えは主に機械で行いますが、機械で植えられなかった部分に苗を植えたり、倒れてしまった苗を起こす作業は、手作業となります。

田植え機で田植えをする様子

田植え機で田植えをする様子

環境に優しい農業

化学肥料や農薬を極力控えた米づくりは雑草との闘いでもあります。

放っておくと雑草はすぐに伸びてしまいます。そしてその雑草に栄養分を吸い取られてしまいます。

そのため、生産者のみなさんは常にその雑草を刈り取っています。

また、棚田の除草はとても大切な作業のひとつで、草を刈り取ることで風通しが良くなります。効果としては、いもち病の発生を抑える、害虫のカメムシや害獣のイノシシの侵入を防ぐ効果があります。

棚田の草取りは、急斜面で面積も広く、危険を伴う作業ではありますが、お米作りにか欠かせません。

こうした取り組みが、豊かな自然環境の保全と、それによって多様な生きものを育む田んぼを成り立たせています。

田んぼには、カエルやドジョウ、ミジンコなど様々な生き物が住んでいます。

なんと今年は、コウノトリが飛来し、ヒナが4羽も誕生しました!

こうした生産者の取り組みにより、おいしいお米を安心して食べられる恩恵を受けています。

棚田米コシヒカリを今後もよろしくお願いします!

2023年は、稲の生育にとっては記録破りの高温と水不足の中、工夫を凝らしてなんとか食味的には低下せずお届けできました。今年も小雪と小雨の影響などにより水の確保に苦労はしていますが、温暖化に負けず稲と共に努力をしていきたいと思います。

上越市も東京同様、暑い日が続きますが、お体ご自愛下さい。

 

※新潟県上越市とパルシステム東京は、2001年、「食料と農業に関する基本協定」を締結し、安全で安心な農産物の産直拡大強化と、都市と農村との人的交流事業をすすめ、生産者、消費者が一体となっての資源循環型・環境保全型社会の構築を共に目指しています。