お知らせ

2014年度「福島支援カンパ」 809万000円を6団体へ贈呈しました

2014.12.22

「福島支援カンパ」へのご協力ありがとうございました。

 

11/17(月)~12/5(金)に取り組んだ福島支援カンパでは、総額8,090,000円のカンパ金が寄せられました。パルシステム東京の「城南信用金庫ボランティア預金」の利息分100万円も合わせた総額9,090,000円のカンパ金は、各団体を通じて福島の子どもたちの支援に使われます。みなさまのご協力、ありがとうございました。

 

カンパ贈呈団体 贈呈額
いわき放射能市民測定室 たらちね

1,298,210円

子どもたちの健康と未来を守るプロジェクト

1,605,910円

3a!(安心・安全・アクション)in郡山

1,150,610円

ふよう土2100交流サロンひかり

1,876,550円

まつもと子ども留学基金

1,291,410円

未来の福島子ども基金

1,867,310円

合計

9,090,000円

 

被災地ではさまざまな団体・市民グループが行政の手が届かない活動、親が求める支援を担ってきました。しかし、時間を経るとともに人々の関心が薄れ、団体への支援も減ってきています。私たちは、これからも福島の子どもたちを支える活動を応援していきます。みなさまのご理解とご協力をお願いします。

2014年度福島支援カンパ 贈呈先団体紹介

 

 食材や土壌などの放射能検査などに取り組む団体。また、甲状腺検診にも力を入れていて、昨年は約3,000人の検診を行いました。さらに、2015年からは、全国でも数少ない「ベータ線測定装置」による検診もスタート。より正確な数字による健康状態の把握で、市民の不安を払拭したいと考えています。

 

 福島では、「放射能の影響はみられない」という情報が流れています。しかし本当の情報が知りたいと思う親は多く、団体では、正しい情報の提供に力を入れています。学習会の開催や情報誌の作成のほか、独自の視点で選んだスポットの放射能値の測定も展開。また、中高生への情報提供も行っています。

  • 3a!(安心・安全・アクション)in郡山

 

 「話そう、不安なこと。ひとりじゃない」がモットーの3a!郡山。「放射能の不安を口にすることも難しくなっているせいか、団体の利用者は増えています」と話すように、親たちにとって貴重な場となっています。甲状腺と血液の検査への補助を18歳以上にも拡げるなど、今年度も活発な活動を予定しています。

 

 行政の支援が届きにくい、避難生活を送る障がい児のケアにスポットをあてた活動が特徴的。知的障がい児や身体障がい児の一時預かり事業などで、負担の大きい障がい児をもつ親を支えます。近隣から騒音苦情を受けるなど、障がい児支援の難しさも体験。カンパ金は、新しい施設の防音化などに使われます。

 

 原発事故後、子どもたちはたくさんの不安を抱え、勉強にも集中できずにいました。「まつもと子ども留学基金」は、松本市四賀地区に施設を作り、安心・安全な場所で一緒にくらしながら勉強をしてもらうために、福島からの留学生を受け入れています。現在8人の子どもたちががんばって共同生活を送っています。

 

 内部被ばくの健康被害から子どもたちを守るには、放射能汚染の心配のない場所での保養が効果的というデータが、チェルノブイリ事故後の検証で明らかになっています。3年前にオープンした保養施設「沖縄・球美の里」で、すでに1,026名の子どもが滞在。「福島支援カンパ」も保養活動などに使われます。