うまみも、ルウのなめらかさもワンランク上【ホワイトシチュー】
「わいわいおかわりレシピ」
うまみも、ルウのなめらかさもワンランク上【ホワイトシチュー】
【材料】4皿分 ／全量カロリー 1,553kcal
鶏モモ肉…300ｇ
じゃがいも…2～3個
玉ねぎ…1個
人参…1本
にんにく…1片
油…大さじ1
塩…2ｇ
こしょう…適量
酒…100ml
『クリームシチュー（フレーク）』…4皿分（約80g）
水…ひたひたになる程度（約500ml ）
牛乳…100ml
パセリ…適宜
【作り方】
肉はひと口大に、じゃがいも、玉ねぎ、人参はスプーンですくえる大きさに切っておく。にんにくはみじん切りにする。
深めのフライパンに油をひき、肉の皮目を下にして並べ、塩・こしょうをする。強火にかけ、焼き色をつける（コツ❶）
★肉のまわりが白くなったころが、焼き色のついたサイン
コツ❶肉に焼き色をつける
加熱により、肉のたんぱく質や糖がメラノイジンという物質に変わり（メイラード反応）、食欲をそそる香りのもとになる。香りはおいしい料理に欠かせない要素
肉を裏返し、火を弱めてにんにくを加え、香りが立つまで炒める。玉ねぎ、人参も加えて、全体に肉の脂がまわるまで軽く炒める。
酒を加えてふたをし、中火で蒸し煮にする（コツ❷）。5分たったらじゃがいもを加え、さらに10～15分ほど蒸し煮にする。途中、焦げそうになったら水（分量外、50mlほど）を加える。
コツ❷煮ないで蒸す
煮汁の塩分濃度は、高いほうが具材にすばやくしみこみ、具材のうまみも短時間で引き出せる。いったん濃い煮汁で蒸し、あとから必要な水分を加えれば、うまみが濃厚に
具材がやわらかくなったら、ひたひたになるまで水を加え、ひと煮立ちさせる。いったん火を止めて、ルウを加えて混ぜ溶かす（コツ❸）。
コツ❸ルウを入れるまえに火を止める
高温のなかにルウを入れると、ルウに含まれる小麦粉のでんぷんが膜を作り、ダマになりやすい。火を止めてから入れればルウがしっかりと溶けて、なめらかな食感になる
牛乳を加えてよく混ぜ、弱火で5分ほど煮込む。火を止めて器に盛り、好みでパセリをちらす。
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こじまぽん助さん
分子調理学研究家
YouTubeでも詳しく解説しています。
監修/村上安曇（管理栄養士） 調理/大島あずさ 撮影/中西多恵子 スタイリング/(有)クレア
機関誌『わいわい』2025年1月号掲載レシピ
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