肉だねがはがれず、肉汁もこぼれない【ピーマンの肉詰め】

肉だねがはがれず、肉汁もこぼれない【ピーマンの肉詰め】

「わいわいおかわりレシピ」

ピーマンが反らず、肉だねも縮まない。だからはがれないんです

ピーマンが反らず、肉だねも縮まない。だからはがれないんです

肉だねがはがれず、肉汁もこぼれない【ピーマンの肉詰め】

【材料】2人分/全量カロリー 868kcal (トッピングを除く)

合いびき肉…300g
ピーマン…大4個
玉ねぎ…1/4個
パン粉…1/2カップ
卵…1個
塩…2g (肉の約0.8%)
こしょう…適量

【作り方】

(1)

ピーマンは縦半分に切って種をとり、外側全体にフォークで傷をつける(コツ❶)。玉ねぎはみじん切りにする。

コツ❶ピーマンの外側に傷をつける

ピーマンは外側の方が組織の密度が高いため、加熱すると縮んで反りかえり、肉だねがはがれる。焼くまえに外側に傷をつけておくと、内側との密度差が小さくなって反りかえらず、はがれない

 

(2)

ボウルに合いびき肉の半量、塩、こしょうを入れ、握りつぶすように混ぜる。玉ねぎ、パン粉、卵を加えてさらに混ぜる。ボウルに残りの合いびき肉を加え、10秒ほどさっくりと混ぜる(コツ❷)。

コツ❷肉だねの食感の違いを作る

肉だねの食感は、混ぜる回数とパン粉の量で決まる。どちらも多いとやわらかな食感に、少ないと肉感の残る食感に。異なる肉だねを合わせれば、食感の違いが生まれる

(3)

ピーマンに(2)の肉だねを詰め、肉の面を下にしてフライパンにならべる。アルミ箔を全体に密着させるようにかぶせる。
★フライパンからアルミ箔がはみ出ないように注意

(4)

強火にかけ、パチパチと音がしてきたら、弱めの中火にする(コツ❸)。

コツ❸低温でゆっくり焼く

肉だねがはがれるもうひとつの原因は、強火での加熱による肉だねの急激な縮み。低温でゆっくり加熱すれば、肉だねが縮みにくく、はがれにくい。肉汁もこぼれず、ジューシーに仕上がる

(5)

ここから4分ほど焼いたら裏返し、反対の面も4分ほど焼く。再び両面を1分ずつ焼いてからいったん取り出し、アルミ箔に包んで5分ほどおく。
★焼くときはアルミ箔をかぶせておく

(6)

皿に盛り、好みで大根おろしとしょうゆ(それぞれ分量外)をかける。

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こじまぽん助さん

分子調理学研究家

YouTubeでも詳しく解説しています。

監修/村上安曇(管理栄養士) 調理/大島あずさ 撮影/中西多恵子 スタイリング/(有)クレア

機関誌『わいわい』2025年7月号掲載レシピ