肉感と肉汁を味わう【ハンバーグ】

肉感と肉汁を味わう【ハンバーグ】

「わいわいおかわりレシピ」

肉が縮まないのは、肉汁がこぼれていないからです

肉が縮まないのは、肉汁がこぼれていないからです

肉感と肉汁を味わう【ハンバーグ】

【材料】2個分/全量カロリー 1,065 kcal

A 合いびき肉…300g
A 溶き卵…1個分
A パン粉…1/2カップ
A 塩…3g (肉の重量の1%)
Aこしょう…適量
油…適量

 

〈ソース〉
赤ワイン…200ml
『デミグラスソース(フレークタイプ)』…1皿分(約24g)

【作り方】

(1)

肉の重量に対し1%の塩をはかっておく(コツ❶)。

コツ❶塩の量は、肉の重さの1%

人がおいしいと感じる塩分濃度は体液と同じ約1%。塩加減はおいしさに直結するうえ、ハンバーグは途中で味見ができないため、はかって入れる

 

(2)

肉は冷蔵庫から直前に取り出し、ボウルにAを入れ、こねすぎないように全体を混ぜ合わせる(コツ❷)。

コツ❷ほぼ、こねない

肉に塩を加えるとたんぱく質が網目状となり、肉の水分が網目の中に閉じ込められてジューシーに。ただし、手の温度で網目構造がこわれると肉汁が流れ出てしまうため、こねすぎない。肉の食感も残る

(3)

両手に油を塗り、肉だねを2つに分け、それぞれをハンバーグの形にまとめる。

(4)

フライパンに(3)を並べて火にかけ、パチパチと音がしてきたら、肉に密着させるようにアルミ箔をかぶせ、弱めの中火でじっくりと焼く(コツ❸)。

コツ❸ふたをせず、低温で焼く

ふたをして強火で焼くとフライパンの内部が高温になり、肉の網目構造が急激に縮んで肉汁が流れ出てしまう。アルミ箔をかぶせて低温でゆっくり加熱すれば適度に火が入り、肉汁を逃さずジューシーに仕上がる

(5)

肉のまわりの色が白くなってきたら裏返し、裏面も焼く。

(6)

5分ほどしてアクが出てきたら裏返し、再び表面を焼く。

(7)

もういちど裏返し、へらで押して弾力を感じるまで、再び裏面を焼く。火を止めて取り出し、アルミ箔に包んで3分ほどねかせる。

(8)

フライパンをペーパータオルで軽くふき、ソースの材料を煮詰め、皿に盛りつけたハンバーグにかける。

材料は同じ  テクニックも不要  だけど圧倒的においしく作れる  そんな料理のコツをご紹介しています

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こじまぽん助さん

分子調理学研究家

YouTubeでも詳しく解説しています。

監修/村上安曇(管理栄養士) 調理/大島あずさ 撮影/中西多恵子 スタイリング/(有)クレア

機関誌『わいわい』2024年12月号掲載レシピ