活動レポート

第14期ファシリテーター養成講座 第8回開催

2021年9月28日(火)開催

今期の養成講座もとうとう最終回を迎えました。振り返えれば、8回全てオンラインでの実施となりました。一緒の空間で過ごすことでの「つながりの感覚」を講座の期間内に体験することは叶いませんでしたが、最後まで、画面の前から受信発信を精一杯に取り組んできた14期生9名は揃って講座を修了しました。当日は1名欠席で、8名が集いました。短時間でも出席したいと外部施設を利用して、初めてのオンライン接続にチャレンジする受講者もあり、オンラインオフライン関係なく、集まろうとする一人ずつの気持ちがこの場を作っているんだということを感じるスタートでした。

グランドルール、これまでの振り返り、チェックインタイム

グランドルールの説明を毎回行い、サポートファシリテーターがそのエッセンスを伝えています。ルールを共有することが場にどのように影響するのか、その大切さを回を重ねるごとに感じとっている様子でした。ほんまさんからはこれまでを振り返り、「今日は最後日ですがスタートの日。講座はこれからの活動の助走です。今日もお伝えしたことがたくさんありますが、そぎ落としそぎ落して、駆け足で大切なことをお伝えします」の言葉があり、一人ずつのチェックインを行いました。「何かここに残せるように、今日を過ごしたい」「マラソンのゴールのようです。ようやくたどり着けたように思う」など、ここに至るまでのそれぞれの苦労や気持ちを振り返り、自分にとって今日をどんな時間にしようと思っているのか、言葉にすることができました。

「ファシリテーターの押さえどころ」についてグループトーク

ワークショップの肝である対話を促進するための「ファシリテーターの押さえどころ」について、3人ずつのグループに分かれて理解や意見のシェアを行いました。全体では話しにくい、お隣同士でちょこっと話す感覚の明るいおしゃべりにも花が咲いた様子でした。本来はこんなリラックスタイムから、企画のアイデアや広報文にぴったりくる言葉が湧いてきます。対面で会って、隣同士で気軽に話せる機会が待ち遠しく感じました。

ワークショップ企画、広報文案をプレゼン

自分の当事者性を元に、開催したいワークショップの内容を考え、それに対応する広報文を仕上げることが宿題でした。それを元に一人ずつがプレゼンし、自分の気持ちを端的に伝える表現を磨き、発表する姿に、自分の内側にあるものを発信する人の力強さや存在感を互いに体感しました。発表者に対してグッドポイントを即座にフィードバックする力もつけてきました。単に聞いているだけではなく、どのように「聴く」かが自分の選択肢に入っているように感じました。

 今後は、この企画案を元にプログラム研究会やファシリテーター定例会に参加しながら、≪子育て個育てワークショップ≫として開催するための活動がスタートします。14期のファシリテーターが組合員さんをお迎えする日も遠くないことでしょう。楽しみに待っていただきたいと思います。

人小委員会委員長 常任理事の小林規子さんとの対話

≪子育て個育てワークショップ≫を担当している人小委員会の小林規子さんに学びの様子を見守っていただき、14期生との対話の時間を設けました。パルシステムのファシリテーターに興味を持ったきっかけ、所属エリアの委員会や活動に対する認知、印象などについて話しました。14期生の後の活動にエールをいただき、委員会や総代等、組合員活動が今までより身近に感じられる機会になりました。

受講生の声から(一部抜粋)

・全回あっという間で、もう少しお話を聞いたりしたいと思うところで終了なのが、ちょうどよかったのかもしれません。日常と違う、安心して話せる(そして自分を振り返れる)貴重な時間を過ごせたことに感謝しています。

・理解力の低下を思い知る場面を日常感じます。出来ることを、無理をせず続けていけたらと思います。一生学びだと、改めて感じました。

サポートファシリテーターの放課後タイム

サポートファシリテーターを含め、講師、事務局、参加者の全員が全回オンライン講座という初めての経験でした。時間が足りなくて伝え切れないこと、準備も当日も全てオンラインが頼りの綱であることの苦労を共に乗り越えました。本当に皆さん、お疲れ様でした。これからもよろしくお願いします。

サポートファシリテーター:のもちゃん、まゆみん