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【災害時のトイレ 防災②】 キッチンから考える⑪

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食べて飲めば排せつする...排せつがきちんとできないと、人は健康や命をも維持することができません。排せつは食の延長線上にあります。災害時には衛生的に排せつできることが、健康を保つうえで「食」と同じように重要になります。今回は災害時のトイレについて、家庭での備えを考えてみました。

排泄はまったなし
水・食料と一緒の備えを

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 トイレ問題は大地震の発災と同時に起こります。断水や停電などで、戸建てでもマンションなどの集合住宅でも、水洗トイレは使えなくなります。多くの人が集まる避難所の状況はもっと深刻です。仮設トイレが不足して、トイレはすぐに排せつ物であふれ最悪の衛生状態になります。
 東日本大震災でも汚れたトイレを使うのが嫌で、食事や水を減らした結果、体力が低下して健康を害する人が続出しました。インフルエンザなどの感染症や胃腸炎、膀胱炎のほか、慢性疾患が悪化したり、エコノミー症候群など命にかかわる例も出てきました。
 トイレが不衛生では食事も健康管理も成り立たたないのです。

自宅が無事でも
大地震発生後は配管チェックが必要

 大地震直後にトイレの水を流すのは慎重に。配管破損で汚物が流れ出たり、集合住宅の配管破損では下の階に漏れ出す危険もあります。配管などの無事が確認できるまでは、携帯トイレや簡易トイレで乗り切るのが無難です。防臭タイプのポリ袋や、大きめのふた付きバケツは必須アイテム。
 また、トイレに必要なものは、一人ひとり違います。排せつに関連するものだけでなく、清潔を保つもの、安全にトイレに行くためのものも忘れずに。

トイレ関連のストックリスト
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取材協力:パルシステム東京 防災担当・亀山 薫
参考資料:「東日本大震災3.11のトイレ ― 現場の声から学ぶ」ほか 日本トイレ研究所、「東京防災」東京都

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