商品・くらしの豆知識− コラム −

【コア・フード】 キッチンから考える⑫

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 同種の商品に比べると、ちょっぴり高めな「コア・フード」の商品。たぶん、そのぶん質がよいとは思うけれど、具体的に何がいいのかはよくわからないという方が多いのではないでしょうか。
 農産物を例に、「コア・フード」とは何かを紹介します。

※写真は除草のお手伝いに出動するアイガモ君(謙信の郷で)

コア・フード
「食があるべき姿」のモデル商品

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コア・フードCOP09_AB_975.jpg パルシステムは食本来の役割を、「いのちをつなぐこと」と考えています。安全でおいしい食べものを、作り続けることができる環境や社会を次の世代に伝えたい...それを形にしたのが「コア・フード」の商品です。

手間やコスト、収量減...
有機栽培のリスクをどう乗り越える?

「虫がいた」とのクレームに困惑も...

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『コア・フード 有機野菜セット』
 有機農法ギルド(茨城県)
若栗 亮さん

 有機栽培で元気に育った野菜ですが、虫の害だけはどうしようもない。少量多品種の栽培でリスクを減らしています。1つの作物が被害を受けても、ほかの作物で補えますから。
 原発事故から6年。震災前に堆肥作りに活用していた里山の落ち葉などは今も使用せず、もっぱら自分たちの畑から大量に出る有機野菜残さを有機質肥料にしています。これまで放射能検査で放射能が検出されたことはありません。
 いま、いちばん悩ましいのは、「虫がついていた」と返品される野菜が増えていることです。農薬を使わないので(※)、虫がつくこともあります。有機で育てることについて、みなさんはどのようにお考えでしょうか? ご意見をうかがい、組合員と生産者のより良い関係づくりや、「食のあるべき姿」の構築に活かしていければうれしいです。


※有機JAS認証で許可された農薬は使用。

害虫の大発生を食い止めた寄生蜂

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『コア・フード 新潟こしひかり』
 謙信の郷(新潟県)
金谷 武志さん

 有機で米づくりを始めて19 年。間違っていなかったと実感したのは、2011年に地域全体でイネアオムシという害虫が大発生したときのことです。
 一度でも化学合成農薬を使うと、有機認証は取り消しになります。日ごとに食い荒らされていく稲を、ただぼうぜんと眺めるしかない毎日でした。ところが、ある日アオムシに寄生する蜂が大発生して、害虫が急に減ってきた。無農薬を続けてきた結果、地域にそういう蜂が生きていたんですね。
 一時は全滅も覚悟したのが、結果的にはある程度の収穫を確保。いろいろな生きものが微妙にバランスをとりながら生きる、生物多様性の重要性に改めて感動しました。

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アオムシに寄生する、ホウネンタワラチビアメバチのまゆ

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田植えでは苗と一緒に、雑草の繁殖を防ぐ米ぬかをまく

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