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さんちょくの~と(産直農都)

【番外編】「沃土会」産地研修

パルシステム東京は毎年、役職員・協力会社社員を対象に、パルシステム商品に込められた想いを伝えられる人材育成の一環として、産地研修を行っています。

7月21日(金)、埼玉県深谷市を訪れ、野菜の産直産地「沃土(よくど)会」で野菜の収穫体験と学習会を行いました。(参加者:14人)

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┃沃土会について

利根川と荒川に挟まれた肥沃な沖積層地帯で環境保全型農業を行う沃土会は、微生物を活用した土づくりで減農薬・無化学肥料での栽培を実現しています。栽培品目は深谷ねぎ、小松菜など40品目以上。ちなみに、沃土会の"沃土"とは、堆肥・なたね油粕・おから・米ぬか・稲わら・もみ殻など良質な有機質をたっぷりすきこみ、それを微生物が分解してできた、腐植物の多い土壌のこと。
消費者にとって顔が見える関係を目指し、年に30回以上、農業体験・交流会を行っています。

┃収穫体験~食べておいしい野菜を作りたい~

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ピーマン(ちぐさ):肉厚でみずみずしく、苦みの少ない品種
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もぎたてをそのままかじります!

今回は収穫期を迎えているピーマン、空芯菜、モロヘイヤ、なす、オクラ、バジルの圃場へ。 「ピーマン持ち帰りは一人5個まで!あとは食べ放題!」迎えてくださった生産者の一人、小野塚さんの声が響きます。炎天下での除草作業を覚悟していた参加者一同は少し拍子ぬけの様子。ただそこには、沃土会の安全・安心だけではない、「おいしいと言われる野菜作り」への自信と想いがありました。 ピーマンの葉は小さいので、長時間日に当たると実が赤く焼けてしまうこと、外目にはわからなくても、虫が食い荒らしている可能性があることなど説明を聞いたのち、ピーマンをもぎます。半分に割ってみると見るからにみずみずしく、断面からは水滴がジュワーとあふれます。「生でもおいしい!」「甘い!」参加者からは驚きの声が上がりました。 沃土会では安全・安心だけでなく"作物本来のうまさ"を感じる野菜作りを目指しているとのこと。人参は主に黒田五寸、ねぎは古くから深谷市で作られている、食べておいしい品種を選び生産しています。

┃学習会~農家は一日も休めない~

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女性部会お手製料理(モロヘイヤそうめん・ゴーヤのマリネ)
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初めて産地研修に参加する職員も、真剣に話を聞きます

昼食には、女性部会のお母さんたちに沃土会の野菜を使ったお惣菜をふるまっていただきました。お腹を満たしたところで、和やかに始まった学習会。野菜の保管方法など素朴な疑問から、今、生産者が直面している問題などさまざまな話をしていただきました。 約40年前に矢内代表と他3名で立ち上げた沃土会は、現在、29件の農家で構成されています。2代目も50代になり後継者問題に直面していると言います。外国人労働者の受け入れを検討するなど、対策はおこなっていますが、「冠婚葬祭以外は一日も休めない」と語る生産者、丸山さんの言葉からは、生きているものを扱う農家の苦労が伺えます。また、2014年に起きた関東甲信越雪害ではハウスが倒壊し、新設するために、多額の費用がかかったそうです。 「同じ野菜を作り続けても毎年少しずつ違う。病気などを乗り越え、目指したものができたときは感動します。子どもを育てるのと同じ感覚ですね」と話す生産者のみなさん。多くの困難がある中でも、信念を持って野菜作りに向き合える人材がこれからも求められています。

Q&A『生産者に聞いてみました!』

    Q1 野菜が長持ちする保管方法は?
    A1 畑にある状態となるべく同じにする。例えばネギは立て、オクラは頭が下になるように。

    Q2 産地カードで嬉しかった声・悔しかった声は?
    A2 嬉しいのはやはり「食べておいしかった」という声。悔しかったのは「とろけていた」という声。

    Q3 野菜がとろける原因は?
    A3 雨の中で収穫したものはとろけやすい。
    そうわかっていても、収穫をして出荷しなければならない、生産者としても苦悩がある。

    Q4 子どもが野菜嫌い、どうしたら食べる?
    A4 子どもの味覚は正直。収穫体験で見て・触って・かじって、この感動で克服できる。
    大人になってからも、懐かしい味として記憶に残る。

    Q5 ナスのおいしい食べ方は?
    A5 生のナスを縦割りにし、パルシステムの「便利つゆ」・ごま油・しょうゆに1時間ほど漬け込む。
    お好みでラー油を入れても。

┃産地研修を終えて

「子どもに安全なものを食べさせたくて自分で作ろうと思った。その気持ちは今も持ち続けている」小野塚さんが農業を始めたのは40歳になってから。ご自身の子どもがまだ小さく、アレルギーなどの話題に触れたことがきっかけだったそうです。パルシステムの生産者は、「作り手」であると同時に私たちと同じ「食べ手」でもあるんだと、当たり前のことながら気づかされる言葉でした。また、生産者の方をグッと身近に感じた瞬間でもありました。
他の参加者からは、「これまで、気に留めていただけの産地カード※を積極的に出してみようと思いました」「産地に来て初心に戻れました」「沃土会のことを担当者ニュースに書いて、組合員のみなさんにも伝えます」などの声が聞かれました。 今回、農作業で忙しい中、産地研修を受け入れて下さった生産者の想いを受け止めて、日々の業務に取り組もうと、参加者一同心を新たにしました。

≪組合員参加OK!≫
募集中の産地訪問企画はこちらから

※産地カード:パルシステム青果の包材に同封されているカードで、産地の方へメッセージを書き込むことができます。配送担当とパルシステムの青果の子会社(株)ジーピーエスを通じて各産地の生産者のもとに届けられます。

(パルシステム東京 広報スタッフ 小林)

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