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東日本大震災復興支援活動 Pray for Japan

【開催報告】2017年度福島スタディツアー

2017年12月18日
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福島地図

  11月2日(木)~3日(金・祝)、「2017年度福島スタディツアー」を
開催し、31人(組合員20人、組合員外1人、役職員10人)が参加しました。
2013年度から始まったこのツアーは今年で5年目。「3.11を忘れない」を基本視点に、被災地への理解と復興支援活動への参加の輪をひろげていくことを目的としています。

 

出典:MAPPLE地図「ちず丸」
▶今年度は赤線内エリアを訪問

 

 

1日目:JR上野駅に集合し、特急ひたちで福島へ・・・

 

◆パルシステム福島「みんなの交流館 パルキッチンスタジオIWAKI」

  最初に訪れたパルシステム福島の「みんなの交流館」は、ドイツ生まれの世界基準省エネ住宅"パッシブ・ゼロエネルギーハウス※"。組合員活動の拠点・地域との交流施設として、2016年12月に建設されました。

いわきスタジオ

  パルシステム福島の安齋専務から震災と原発事故を教訓に、電力の自給自足や、省エネにこだわった建物の説明がありました。地元福島県産の赤松を使用した木造建築は、木のぬくもりと開放的な雰囲気に加え環境配慮型の建物。再生エネルギーに関心のあるパルシステム東京の組合員は興味津々。昼食交流会の食事は、パルシステム福島の理事の手作り。食事をしながら、震災当時のことや、交流館での活動などの話に耳を傾けました。

 

◀明るく開放的な「みんなの交流館」

 

※パッシブ・ゼロエネルギーハウス: 自然の力を最大限に利用し、夏は涼しく冬は暖かく快適に暮らせるよう建物の性能を上げた住宅。

 

◆NPO法人「いわき放射能市民測定室たらちね」

 

たらちね

  次に訪れたのは、震災後、地元のママ達が、家族と子どもの命を守るため、安全な食材を求めて設立した団体「NPO法人いわき放射能市民測定室たらちね」。
甲状腺検診や、人体、食品・土壌の他、海水の放射能を測定しています。
「今年6月には、「たらちねクリニック」を開設。事務局長の鈴木さんから、来院される放射能の不安と向き合う福島のママ達の複雑な心境も説明されました。

 

◀たらちねは、「パルシステム東京子どもの甲状腺検診」にも協力いただいています。

 

◆水産学習会

  1日目の締めくくりは、福島県の漁業の現状を学ぶ学習会。
相馬双葉漁協組合長と、福島県水産試験場相馬支場長からお話を伺いました。組合長からは、風評被害に苦しみながらも、「ふるさとの水産業復興を果たしたい」との思いから、相馬双葉漁協と仲買業者、水産加工業者が結集し、平成27年11月に事業協同組合磯部加工組合を設立して、安全な水産物の提供に努めてきたこと、原発の汚染水放出をめぐる問題などについて。支場長からは、海産物の検査の流れや、放射線モニタリング検査の実績、試験操業計画、市場の反応などについて説明をしていただきました。

水産

▲福島県では2017年7月までに約4万6千検体、192種類の海産魚介類を検査。

 

 

2日目:被災地の現状を知り、被災者の思いを知る・・・

 

◆相馬市スタディツアー

海

▲3.11の津波被害を受けた松川浦で、状況を語る「千客万来館」菅野氏

  震災で多くの観光資源が失われた相馬市。相馬観光復興御案内処「千客万来館」のスタッフのガイドのもと、被災した相双漁場、伝承鎮魂記念館、細田災害公営住宅・公営災害井戸端長屋、防災備蓄倉庫を見学しました。伝承鎮魂記念館では「波にのまれていくご主人の声が今でも耳に残っている。」と語る、当時民宿を営んでいた女将のお話に参加者は思わず涙する場面も・・・。

鎮魂記念館     地蔵

              ▲震災当時の様子を語る民宿の女将の五十嵐さん              ▲震災犠牲者への慰霊 458体の地蔵

 

◆楢葉町「わらじ組」との交流

  スタディツアー最後の訪問場所は、非難指示解除から丸2年を迎えた楢葉町。廃校となった楢葉南小学校を活用した楢葉まなびの館で「わらじ組」の皆さんと交流しました。東京電力福島第一原子力発電所の事故により避難した会津での暮らしが続く中で、支援物資として届いた古Tシャツを活用して作り始めたのが、布ぞうりが誕生したきっかけでした。今回、震災後7年、「ならは盛り上げ隊」※のサポートで、わらじ組の"先生"方の手ほどきによる「布ぞうりづくり体験教室」が実現。足の親指を使い、ひも状に引き裂かれたTシャツでぞうりを編んでいきます。悪戦苦闘の姿に思わず笑いが。ほのぼのとした交流タイムとなりました。
今では『narahato』として、東京の百貨店でも販売されるクオリティとのこと。代表の小尾さんから伺った震災当時や、その後帰還に至るお話を伺うと、布ぞうりが単なる雑貨ではなく、故郷を思う人たちの思いの詰まったかけがえのない一点一点であることを実感しました。
※「ならは盛り上げ隊」:震災直後からわらじ組みを支援。2014年度、2015年度震災復興基金「パル未来花基金」助成グループ。

わらじ

 

◆1泊2日の福島スタディツアーを終えて・・・

  参加者からは、「東京で毎日を忙しく暮らしていると、被災地をなかなか1人訪れる機会がありません。今回、思い切って参加し被災地を自分の目で確かめる事ができてよかったです。」「同じ被災者でも、それぞれの置かれた状況でそれぞれの考え方があって当然ですね。」との感想が寄せられました。

わらじ組

▲最後に、また会いましょう~

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